村上式シンプル仕事術―厳しい時代を生き抜く14の原理原則

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478008614

感想・レビュー・書評

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  • 答えが書いているわけではありません。
    自分の答えを見つけるための村上さんの例が記されています。

    私は「自分なりの哲学を持つ」ことを伝えている本だと捉えました。
    そのために原理原則を理解しなければならない。

    村上さんは述べています。
    相手が人である限り多くの人の礎となっている宗教を理解し、ビジネスパーソンであるかぎり経済というものを学問の側面としても理解が必要であると。

    共感したのは、
    「その分野の中で一番薄くて、でも基本的なエッセンスは詰まっている本を1冊探しだして、それを一気に読むのです。
     字が大きくて図表の多い本を選ぶ」
    でした。
    本書も一気に読んで、興味が湧いた村上さんおすすめ書籍を買ったり図書館で予約しました。

    自分の中の原理原則、そして自分なりの哲学を磨いていこう!

  • いい意味で裏切られました。
    私にとっては、「仕事術」というより「世界観」が変わる本でした。
    この本の原理原則をもとに、宗教や経済学などを学びなおします。
    テキストとして、自分の学びの指針として、繰り返し読み返したい一冊です。

  • 仕事ができるようになった上で英語をみにつけることが必要。
    カーネギーに学べ。わからないことはその日に解決。優先順位をつける。
    会社の仕組みを知る。財務・会計の知識を。経済学の必要性。歴史。哲学
    教養としての知の確立。至極まともな内容。この格率に従っていれば確かに仕事ができる人間になるだろう。しかしどうやったらこの内容をこなせるかについてはまったくふれられてない。僕にもできたからあなたにもできるという極めて無根拠な言葉があるのみである。それができてたら苦労しないし、やらない人は、それで満足してるのだからいいんじゃないかと思う。

  • 「老兵は死なず、ただ去るのみ」

    とは良く言ったものです。前著、「村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける」でも、この人のやり方はすごいなぁ、自分の感覚にあっているなと思って、どんどん読んで行ったのですが、この「村上式シンプル仕事術―厳しい時代を生き抜く14の原理原則」はその速度を圧倒的に上回っていました。

    どうしてなんだろう?

    と疑問符が頭の上を回っていたのですが、経歴を読み直してみて納得。

    http://www.google.co.jp/corporate/execs.html#norio
    日立電子株式会社のミニコンピュータ システムのエンジニアとしてキャリアをスタートした後、Northern Telecom の他、Informix の日本法人最高経営責任者および VP-Corporate、Digital Equipment Corporation(DEC)Japan のマーケティング担当取締役などの重要な役職を歴任し、マサチューセッツの DEC 本社にも 5 年勤務しました。
    そうか、norioはHITACHI Groupだったのか!WAHAHAHA!

    本著の中にも、落ち穂拾いとか出てきて、ものの品質に対して並々ならぬ情熱を注がれているあたり、日立の精神が宿っているのが良くわかります。

    落ち穂というのは、いわゆる事故対応後の反省の意味なんですが、村上さんの時代だとミステリーショッパー的な部門が本社に存在していたようですね。僕が過ごした10年間だと、落ち穂の精神だけが残されて、事故対応後に事業所幹部とQAから徹底的に叩かれます。僕の場合は、始まる前に事故対応モードにしてもらったので、PJ前に落ち穂をしたということがありました。そういう、品質に拘る会社なので高コスト体質になるのですが、社会インフラを守るという大役なので必要な措置なんですね。その時は無事に切り抜けて、今日現在も無事に皆さんに使ってもらっていると思います。
    まぁ、余談ですが原子力発電所がああいう状態になったのも、無意味なグローバル化とコストカットの産物かと思いますので、コストの掛け方の問題ですよね。
    これに関してはOBである大前研一先生に語ってもらいたいですね。

    さて、話を元に戻しますと、結局理系だからこそ、経済学の勉強を必死にしましたということ、哲学の勉強はグローバル社会では必須ですということ、グローバルな相手を知るには宗教という生活になじんだ文化を理解する事が必要という事を語っています。それをクリアしたら、頭の体操に量子物理学を学んで下さいという事らしいです。

    とりあえず、マンキュー経済学とハイエクやブッダ等を購入。(キリスト教については死海文書系迄高校時代に手をつけていたので触らず)+ドラッカーのマネジメントを4冊購入。
    一応、リストを作ってみたので見てみて下さい。ただし、私が購入した、マネジメントⅠ〜Ⅳ、Googleの全貌、クラウド大全、思考する営業-BCG流営業戦略-、新人プログラマのためのGoogle App Engineクラウドアプリケーション開発講座は違いますのでお間違え無く。

    村上式っぽい必要書籍一式
    村上式シンプル仕事術書籍一覧

    結局、池田信夫氏がいつも言っている、経済学の基礎も勉強してない奴が経済とか経営とか語ってんじゃねーよ的なノリなので、ありがたく読むがベスト。
    とりあえず、哲学と宗教は重なり合っていて、経済の究極の目的は人間というフレームワークを維持し続けるための生命時装置的なマンキューの置き方は結構すてきじゃんとか、学の無い僕的には感動したのであります。
    ただ、ノリがすごくライトなので、読みやすいのですが、この本は多分25歳ぐらいまでだと辛いと思うというか、挫折を味わった人間こそ読むべきというか、僕みたいな謙虚じゃない人間が読み込んで、平身低頭というか、頭を垂れるというか、そういうものじゃないかと思います。200ページ強しか無いのですが、内容はその分濃いのです。

    Googleの人だけあって、ライトなノリでロジカルに突き詰めて来るので、楽しくて仕方が無い。筋が通っている人の話程面白いものはないし、形而上学的な話ではないので、ループする事もありません。(戻る事は無いという意味であって繰り返さないという事ではありません)

    こういう、シンプルにロジカルに説明する事が苦手な(私も含めて)方はぜひ読んでみてはどうでしょうか。きっと、日本の学者さん達がなんであんなに説明が下手なんだろうって思うぐらい簡単でわかりやすく、そして納得のいく説明と理解を得る事でしょう。 

  • 著者のことを知らずたまたま手にとったが、自分自身
    の思い描く理想的な仕事像に近い内容が書かれており大変感銘を受けた。
    仕事術の原理は1/3で終わり、この後何が続くんだろうと思うと宗教、哲学、歴史の話になり経済学、量子力学に話が続き、初めの原理の話に繋がる。
    前半はかなり平易な言葉だが徐々に難しくなり最後はマンキューの世代間順送りが最終到達点。
    著者の知識の深さに驚かされる。

  • 難しい章もあったが、哲学や経済、宗教など様々な見方からこれからのグローバル化する仕事をいかにして進めたら良いかを教えてくれていた。

  • ■1冊目
    * 読了日20100501
    * 入手日20100429

    ■2冊目
    * 入手日20121128
    * 廃棄済み。

  • 大切なのは全体像をつかむこと。
    原理は以下7つ
    1.会社のしくみを知る
    2.財務・簿記の基本知識を身につける
    3.疑問はその日のうちに解決する
    4.仕事の目的は顧客満足にある
    5.仕事の優先度をつける
    6.アイデアは頭で考えない
    7.デール・カーネギーに学ぶ
    どうしましょう。は禁句。必ず自分が考えた提案を提示する。
    カーネギーの著書"人を動かす"と"道は開ける"は読んでみる。
    グローバルに仕事をする為にキリスト教、仏教、西洋哲学、そしてアメリカ史の理解を勧めているのは新鮮だ。
    その他、経済学と量子力学を学ぶように勧めている。

  • 最近のこの手の学習本を読んでみると、
    大体同じ事書いてあるわけですが、

    先の著作ともかぶる内容である。
    生産効率の問題と現代の日本人的な発想を破棄したいものである。

    英語学習とか、宗教観とか、なかなか難しいし、
    量子力学とか問題外とかに思えてしまうものの、
    しかしながら、一つにはこだわらずに、p

  • グローバルに仕事をするには、キリスト教、仏教、西洋哲学、アメリカ史を知り、理系には量子力学を学ぶべしと説く

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著者プロフィール

大阪公立大学大学院都市経営研究科教授(実務型専任)、元グーグル米国本社副社長兼グーグル日本法人代表取締役社長、国際大学GLOCOM客員教授、大阪工業大学客員教授、ほか

「2022年 『AIと社会・経済・ビジネスのデザイン 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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