- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478011904
感想・レビュー・書評
-
小売りにおける在庫の最適化問題。
ゴール、ゴール2、チェンジザルール、クリティカルチェーンほどの緊張感はない。
面白いけれど、大事なことは上記4作に詰まっているかなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
物語形式に小売業のジレンマを解決する様を本に表現していることがすごい!
-
ザ・ゴールは製造ラインを題材に書かれているので製造がわからないとピンとこない人もいる。仕入・販売系を前提に書かれたものが本書。
-
エリアフ・ゴールドラット氏の著作の中では、読み易いと思った。現実に即しており、目新しいジャンプがない代わり、何故末端で在庫を持つべきではないのかなど分かりやすく解説してくれる。少し、経験のある人にとってはサプライヤーからの小口納入のプロコン、商品センターと中央物流センターを置く意味などサプライチェーンの基礎がよくわかる内容となっている。
-
経営コンサルタントのエリヤフ・ゴールドラット氏の著書です。
「ザ・ゴール」シリーズの小売店版になります。
小売りの各店舗の在庫量の適正化とそれに伴う経済学的メリットの明確化からスタートし、それを会社全体に広げていくストーリーとなっています。
テーマが在庫量の適正化なので、内容的に目新しさは感じませんでした。
読み物としては面白く読めますが、実際はこうトントン拍子には進まないだろうなぁという感想を持ちました。
小売業に携わる方が、自分の職場のチェックがてら読むのには最適だと思います。 -
職場の人から借りてきた。
小売→物流に転職(?いや流されてきただけだけど)したわたしには身近な感じだったな。
他の人の感想を読むと「わかりきったことだよねー」と書いているけど、わかって実践している企業は少ないと思うな。
分かっているけどできない、が大半じゃないかな。 -
ゴールほどの感動はない。PSIの重要性。
-
在庫の持ち方。
-
図書館で借りた。ゴールドラットシリーズは妥当
-
TOC(Theory Of Constraints)が小売り業に適用されています。予測できない需要と在庫とのバランスを考慮する上で、発注を細かく分割することによって、在庫切れによる逸失利益をカバーし、投資収益率や在庫回転数を向上させています。
今の自分にとっての制約条件は何でしょうか。語学ではないかと思います。日本語に慣れきっているせいか、英語の文献でも日本語訳があればそれに飛びついてしまいます。英語圏の拒絶通知に対応する際は、英語の文献の参照個所を指摘しなければいけません。その際の流れは次の通りです。
拒絶通知に記載の英語該当箇所チェック→日本語における該当箇所チェク→日本語に基づき反論案構築→反論案の根拠となる英語の該当箇所をチェク→日本語でレター作成
日本語と英語とを行ったり来たりで、非効率きわまりありません。上の流れを英語だけで完結できるように、2010年も語学力向上に努めたいと思います。 -
実践するにしても、現実的な障害をクリアしなければならない。その為の具体案を提示しているわけではない為、あくまで理論的には役に立つ、という程度。
-
これを買おうと思って店に来る客は少ない。
買われるものは、お客様の気分次第。その気分を予想して在庫切れをなくすなんて難しい。在庫があれば、売上は増えるのに。
ではどうするか。
あーるおーあいをどれだけ高められるかが、小売業のポイントなんだと思う。在庫回転率を上げること。定期発注、定量発注を駆使すること。
ただ、既存システムを変更するには説得力がなくてはいけない。ここで生かせるのは統計学。過去の店舗の需要予測はあてにならないけど、地域レベルで合計することで、精度が3倍になる。そうやって、不確かさの振れ幅をちいさくすることが、在庫を減らし、在庫回転率を高めることにつながる。 -
2冊
-
比較的単純な話だった。
非常におおざっぱにいうと、在庫を減らし在庫回転率を上げるには、売れた分だけ仕入れればよいということで、レベルに応じてできる限りこまめに注文すればよいということだそうな。
至極当然ではあるが、実践は難しいんでしょう。 -
シリーズ既刊以上のことは書いてないが、読みやすいので復習として一気読みするのが良いのでは。
-
売上げと在庫のジレンマを解決する!/Isn't It Obvious ― http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=978-4-478-01190-4
-
小売業の在庫の勉強になった。クリスタルボールとは、何か。全く違う世界にいるので、興味深い内容でした。
-
新鮮味無し、セブンイレブンで既に成功している話ではないか。会社の研修の前の課題図書だが古い、参考にならない。
-
小売店のチェーンを題材に在庫の圧縮とロジスティック、そして仕入れの仕組みなど、全体最適の考え方をストーリー仕立てで書いている。
TOCは製造業の全体最適だと思ったが、小売店でも、同じ考えが適用できことがよくわかった。
ストーリーが小気味よく、すぐに読み終わった。 -
古本屋で見つけて買いました。
ザ・ゴールと著者は同じで、小説仕立てで問題を解決していくのも同じスタイルです。ザ・ゴールが工場で、こっちは小売です。
小説として読みやすいのがよかったです。
起きている問題の解決については、何かメモに書き出したりして読まないと、ちょっとややこしいかもしれないと思いました。 -
ある会社が抱える問題を、物理学者が解決していくサクセスストーリー
ビジネスマンなら誰もが直面したことのある需要予測問題についてゴールドラット博士がその答えを提示する。
このような考え方をする人がビジネスの現場で多いので、正確には上のエライ人ほどザ・ゴール脳になっている人が多いのでこの本を読んでおくと会話についていける。 -
毎回毎回自分で試したくなるほど。是非うちの社内の人たちに読んでもらいたい。
-
「ザ・ゴール」の著者による、販売の「売り上げ」と「在庫」のジレンマを解決して見せてくれる。
在庫をかかえることと、品切れによる機会損失では機会損失の方が大きいとこの本では言っているが、日本に適用できるものなのだろうか? -
これまでのザ・ゴールシリーズの集大成という内容。さすがに少し飽きてきた。
-
友人から「小集団活動といった日本の品質向上"KAIZEN"は万能ではない」という話が出た際、例として出た本なので読んでことに。
内容は、各店の在庫を一部を残して手放し一拠点化することで売り切れを減らす方策だが、在庫を手放すことで現場からは猛反対が出る展開。
確かに、現場の人は現場を良く見える反面、現場(&自分の仕事のやりやすさ)しか見ていないケースも否定できず、KAIZENでは一生実現できなかった方策かなと。
といっても外国系の技術主体のImprove, 日本メーカーの人やプロセス主体のKAIZENそれぞれいいところがあるので、この本を通じて両者の強みと弱みを理解しつつものごとを見ていきたいなと。 -
答えを聞けば簡単なことだけど、現場の人にはコロンブスの卵的な内容なのかな。実務でも出てきそうな展開がたくさんあって、楽しく読むことができました。自分の仕事にもどこか応用が利きそうな気がしてますが、そうは問屋がおろしません。考えることの大切さを教えてくれます。「限界なんて、ないんだ」。
-
「ザ・ゴール」で有名となった、エリヤフ・ゴールドラット博士によって書かれた本で、最近これが書かれていることを知りました。前回は製造業がテーマで、シリーズ物が進むにつれて、経営戦略の考え方について話題が広がっていましたが、今回は、小売業を改革するために役立つ内容となっています。
この物語を読んだだけでは、具体的にどのようにすれば改革できるかが、私は理解できませんでしたが詳しく知りたい人は、個別に教えますという宣伝本だと思いました。
以下は気になったポイントです。
・精度の一番高いところ、つまり中央倉庫レベルで持つべき、補充時間が短いことを活かして、商品を必要とされているところに移動させるべき(p274)
・必要な数量だけをすぐつくってもらうようにするには、中間製品(例:染色布)をあらかじめ(例:3ヶ月前)に買っておいて、メーカーに置いておく(p276)
・サプライヤーへのボーナスとしては、仕入れた商品の在庫回転数に比例させて、納期遵守率を95%以上にするなど(p279)
・メザニンファンドとは、実績のある会社に25%程度の金利でお金を貸す代わりに、担保を取らない、満額返済できない場合には、そのお金を会社のオーナーシップや株に転換できる権利をもつもの(p295)
・「ザ・ゴール」が、世界のモノづくりの世界を変えてしまったとするなら、「ザ・クリスタルボール」は、小売業のあり方を変えてしまった物語である(p309)
・売れる機会を逃さずに、無駄な在庫は持たずに、売上をあげるには、「時間」がキーポイント、在庫量と、その補充にかかる期間を最小限にして、品揃えを充実させることで売上を上げることが全体最適のサプライチェーンとなる(p311) -
OCR