マーケットの魔術師 エッセンシャル版 投資で勝つ23の教え
- ダイヤモンド社 (2014年10月23日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478028674
感想・レビュー・書評
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マーケットの魔術師シリーズ4冊の美味しいところをまとめたもの。優れたトレーダーへインタビューを行い、その回答を正確に載せ、解説を付した内容となっている。
本書では具体的なトレード方法は少ない。各トレーダーの取引きにおける様々な状況の中での、精神的な部分にフォーカスしている。これが正解というものは無いが、プロ達の思考から学ぶことは多いと感じる。
投資の世界に限らず、失敗は予測できないことである。ならば失敗こそ基本要件としてしまおう。
ファンダメンタル分析、テクニカル分析の対立に関する見解は『マーケットにはこれだけが正しいという道はない』ということである。
攻め以上に、守ることに集中すべし。取引に入る前に損失の限度は設定して出口は決めておく。損小利大が原則である。大きな失敗は勝てるチャンスを逃してしまう。
待つことである。『曲がり角の向こうにお金が落ちていて、あとはそれを拾うだけという状況になるまで』
それまで我慢する。興奮を求める場所として、マーケットは非常に高くつくのである。衝動的な取引は大損失をもたらす。
とにかく自分の取引を振り返って、反省することである。何かのせいにするのでは無く、上手くいった理由と失敗した理由を分析し、次に活かすこと。
そして『うまくいっていることをもっとやり、そうでないことを少なくする』
間違いは必要である。勝つためだ。
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2025年1月21日、グラビティでフォローさせて頂いてる方が、さらに「僕の投資の師匠が勧めてくれた本が届きました!じっくり読みたいと思います」と仰って投稿してくれた。
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【読書メモ】
投資に関する名著「マーケットの魔術師」シリーズをまとめたエッセンシャル版
個別具体的なテクニックではなく心構え的なことが多めだった
あとは自分にあった取引を見つけるなど、なかなか有用
特に、
*自分の個性に合った手法に積極的なリスク管理
*成功の秘訣は自分に適した方法を見つけること
・すべてがうまくいっている卵も取引を縮小する
*どこまでいけば自分は失敗したと考えるかを明確にする=ストップ注文レベル、受け容れ可能な損失額⇒取引規模決定
・負けているときは客観的判断が難しくなる
・本当のチャンスを持つ、頻繁に取引したくなるという欲求に抵抗する
・正しいときにどれだけ儲け、間違ったときにどれだけ損したか
・マーケットはすでにあなたのアイデアを織り込み済み
・取引の勝ち/負けの理由をはっきりさせる。次に活かす
あたり -
数年前から読もうと思ってた本を先月やっと読んだ笑
著名の投資家の投資で勝つ為の心得が満遍なく盛り込まれている良本だった。
個人的にはデイトレードと並ぶくらい、これだけ読んどけば勝てるんじゃないの?ってくらいの素晴らしい内容。
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手法ではなく、思考に成功者のエッセンスは凝縮されている。逆に、成功者の思考に共通項はあっても、そこからのアクションは十人十色で面白い。
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非常に評価の高い投資家のインタビュー集である「マーケットの魔術師」シリーズ4冊のエッセンシャル版。第1,2弾は1990年代,第3弾は2000年前後,第4弾は2010年頃にアメリカ人投資家へインタビューしたもの。
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常日頃考えている、競馬の勝ち方と通ずるものが多々あった。
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株投資の心構えやメンタル面について有名トレーダーが答えている。株投資するときに読みたい!
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これは、確かに何度も読み返し、戒めとすることだ。
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投資は、すべてゼロから考える。前の成功は、ひきずらない。
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