- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478039397
作品紹介・あらすじ
1000万人が読んだ世界的ベストセラーがついにマンガ化!
『ザ・ゴール』のエッセンスが、この1冊でスッキリわかる。
日本人がいま読むべき伝説の書!
感想・レビュー・書評
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工場勤務なので内容はすんなり入ってきました。全体最適のマネジメント理論は、どの仕事でも生かせると思いました。
仕事の流れの中には必ずボトルネックがあり、それを見つけ出し、その能力を最大化する。他の組織、他の工程と繋がっているということを意識して、仕事に取り組む必要性を感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
製造業について興味があり、生産管理の本質が分かるかなと思い選びました。漫画なのでサラッと読むことができ、メッセージが理解できます。
ボトルネックとか、全体最適というキーワードは知っていましたが、工場の非生産性との関係が最初は分からなかったです。
しかし読み進めているうちに、たしかにボトルネックを把握して、その生産能力を市場の需要と合わせる(全体最適化する)と工場の生産性が最も高くなるなと納得しました。
ITで言う、ネットワーク、ハードウェア、ソフトウェアのうち、ボトルネックとなる技術とITの発展は一致してしまうという話と、一緒ですね。ボトルネックに対する自分の理解が深くなりました。
一見平均の生産能力を市場の需要と合わせるのが最適だと勘違いしてしまいますが、依存的事象と統計的変動の2つが合わさる場合は上記のとおりだと分かりました。また、ボトルネックはn個存在する場合があるというのも、理解できました。
工場の生産性を図る指標は、3つ
・スループット:販売を通じてお金を作り出す割合
・在庫:販売しようとするものを購入するために投資したすべてのお金
・業務費用:在庫をスループットに換えるために費やすお金
ボトルネックの対処
ボトルネックを見つける→ボトルネックを徹底活用する方法を決定する→非ボトルネックをボトルネックの決定に合わせる→ボトルネックの能力を高める
のサイクルを繰り返す -
わかりやすい!
ボトルネックを見つけて改善する、それの繰り返しが生産性を上げる。
シンプルだけど革新的なワークフローができない限りは地道に改善していくしかない! -
人件費も仕掛も減っていなくて製品の出荷量も増えていなければ、生産性は上がったなどとは言えない。
生産性とは目標に向かって会社を近づける行為そのものである。
会社のザ・ゴールは儲けること。
会社の儲けを評価する指標
・純利益
・投資収益率 ROI return on incestment
・キャッシュフロー
現場にはわからねえ。そこで新しい指標を考えた。
・スループット:販売を通じてお金を作り出す割合のこと。(生産しても売れなければスループットではない。)
・在庫:販売しようとするものを購入するために投資したすべてのお金のこと。
・業務費用:在庫をスループットに変えるために費やすお金のこと。
依存的事象と統計的変動
統計的変動がある限り、工場には余分なリソースがあって当然。
生産能力を需要に合わせてはだめだ。(統計的変動がある限り、生産能力よりも生産量は下になる。間に合わない。)
それが分かったら、リソースをボトルネックと非ボトルネックに分ける。
ボトルネック:その処理能力が与えられた仕事と同じかそれ以下のリソースのこと。
非ボトルネック:与えられた仕事量より処理能力が大きいリソースのこと。
ボトルネックを通過するフローを市場からの需要に合わせよう。
ボトルネックは悪ではない。単なる現実である。
ボトルネックがある場合、工場の能力はボトルネックに等しい。
スループットはボトルネックが決定する。
ボトルネックの1時間当たりの生産能力イコール工場の生産能力である。
工場全体の総費用をボトルネックの総運転時間で割った金額が本当のコストになる。
ボトルネックを最大活用するポイントは2つ。
・ボトルネックの時間の無駄をあらゆる方法でなくすこと。
・ボトルネックの負荷を減らして生産能力を増やすこと。 -
漫画版以外も読んではいたが、漫画版の方が日本人には向いているとのことで読みました。
数十分で読めるのが良い。
ボトルネックを見つけ、それに合わせて効率化する方法が今の仕事にも役立ちます。
また、改善活動は一回やって終わりてはなく、継続して行うことが重要だと認識した。
内容
国内シリーズ125万部突破 ! 全世界1000万人が読んだ世界的ベストセラー『ザ・ゴール』のエッセンスがスッキリわかるコミック版! !
ジェフ・ベゾスがAmazon経営陣たちと読んできた伝説の名著
ビジネスの基本である「生産的」とは何を意味するのかおもしろく考えることができる!
ストーリーを通して日常生活にも応用できる問題解決の思考法が盛りだくさん
国内のトップランナーたちも大絶賛! !
◆山中伸弥氏(京都大学iPS細胞研究所所長)
「研究所の所長として理論通りにはいかない組織の運営方法を学ぶことができました」
◆高田明氏(ジャパネットたかた創業者/A and Live代表取締役社長)
「問題解決の本質を徹底的に考え抜いた一冊」
◆三木純一氏(ローランド代表取締役社長)
「『制約理論』は既存のリソースを最大化できる普遍的な考え方だ」
「企業の目的は何か」を徹底的に考え抜くことができる本格ビジネス書を日本版オリジナルストーリーでコミック化! !
忙しい人でもコミック形式で簡単理解!
全体最適のマネジメント理論である「制約理論」をもとに取り掛かるべき課題を洗い出し、正しい順序で改善していくプロセスをマンガでわかりやすく掲載!
「ビジョン」や「パーパス」など、現代のビジネストレンドの基礎でもあり、これからの日本経済を支えていく次世代リーダーに読んでほしい一冊だ。
主人公を通してマネージャーに必要な思考法を学ぶことができる。
ビジネスだけでなく日常生活にも応用できる考え方も多数。仕事も家族も大切にしたいという人にぜひ読んでほしい一冊だ。
『ザ・ゴール』を読んで、 ストーリーどおりに実践しただけで、業績が大幅に改善されたという企業の事例も多数!
大手メーカーなども取り入れる全体最適のマネジメント理論である「制約理論」の重要ポイントが満載!
取り掛かるべき課題を洗い出し、正しい順序で改善していく手順がわかる!
◆かつて17年間も日本での出版だけが禁じられた「幻のビジネス書」のコミック版! !
本書が長い間日本で出版されなかった理由については、日本版の原著である『ザ・ゴール』の「解説」で著者エリヤフ・ゴールドラットのコメントが記されている。
それによると、「日本人は、部分最適の改善にかけては世界で超一級だ。その日本人に『ザ・ゴール』に書いたような全体最適化の手法を教えてしまったら、貿易摩擦が再燃して世界経済が大混乱に陥る」というのが出版を拒否し続けた理由らしい。
近年、元気がないと言われてしまう日本企業だが、再び力を取り戻し、世界のトップを走るためのヒントを今こそ理解するときだ。 -
企業の目標を測定する3つの指標
スループット: 販売を通じてお金を作りだす割合
在庫: 販売しようとする物を購入するために投資したすべてのお金
業務費用: 在庫をスループットに変えるために費やすお金
十何年前に本読んだけど、分厚すぎて再読する気になれず。漫画で手軽に読めるこっちの方がいいかも。 -
一度読むだけでは少し難しかったので
再読必須。
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ずっと気になっていたthegoalのコミック版を図書館で見つけたので。前評判通り面白い。自職場の課題を考えるのに読み返すため、購入を検討中。少々説明が複雑なところもあるので、文章では理解が難しかったかもしれず、コミック版でよかった。
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ゴールドラッドさんの名著「The Goal」をコミック化で分かりやすく。
・ボトルネック:処理能力が与えられた仕事と同じかそれ以下のリソース
ボトルネックの最大活用
1.ボトルネックの時間の無駄をあらゆる方法でなくす
2.ボトルネックの負荷を減らして生産能力を増やす
ボトルネックの処理能力を超えて
非ボトルネックを働かせても生産性は向上しない
逆に目標から遠ざかる(余剰能力で余剰在庫を作ってしまう)
→ボトルネックを使って作業開始タイミングを決める:ドラム
バッファ:非ボトルネックで納期を時間で保護する
ロープ:早すぎる作業開始を防ぐ
資材投入(作業開始)から完成品まで(バッチサイズ)は4段階
・セットアップタイム:準備
・プロセスタイム:処理実施
・キュータイム:処理待ち
・ウェイトタイム:他の部品待ち
→大半はキュータイム,ウェイトタイムが占める
バッチサイズを半分にすると生産ペースが上がる
セットアップの回数増は非ボトルネックの空き時間で行う
TOC(全体最適のマネジメント理論)
ステップ1.制約を見つける
ステップ2.制約をどう徹底活用するか決める
ステップ3.他のすべてをステップ2の決定に従わせる
ステップ4.制約の能力を高める
ステップ5.制約が解消したらステップ1へ戻る -
全体最適のマネジメント理論であるTOC(=制約理論)について、漫画で初心者にも分かりやすく書いている本です。