ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか―――世界トップのビジネススクールが伝えたいビジネスの本質
- ダイヤモンド社 (2016年8月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478100523
感想・レビュー・書評
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今年読んだ本の中で一番面白かった。監修の竹内教授があとがきでこの本の目的はハーバードビジネススクールの新しいアプローチを知ってもらうことと、生まれ変わろうとしている東北を知ってもらうことだと明記しているが、特に2つめの部分が僕には大きかった。登場する名前の中で僕が知っていたのは気仙沼ニッティングだけだったが、その他にもこれだけの動きがあることを知ることができて嬉しい。
僕は自分の東北復興に対する関わり方をものすごく後悔して反省していて、もっとすべきことできたことあったはずとずっと思っている。まだやることあるよね。それに、東北で前に進んでる人たちからHBSの学生が学んだと書かれている多くのことは、自分の仕事の姿勢にも全く当てはまることばかり。日本にはいないけど、日本人としてこういう姿勢は貫いていこうと思った。サクッと読めるし良い出会いの本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)の授業で、東日本大地震の被災地を訪れた5年間をまとめた一冊。世界のトップも驚く経営手法が、こんな身近にあるとは思わなかった。
地域に対する愛情や熱意、被災地復興への強い信念は、教科書だけでは決して学べないビジネスの秘訣だと実感した。 -
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB21912123
推薦コメント
東日本大震災では、「自分にできることはないか」とボランティアや寄付、人生を考え直したりと、それぞれ思うところがあったのではないでしょうか。米国ボストンのハーバードビジネススクールでも、5年間に渡って、本当に現地のためになる活動を追及し、そのエピソードは実に「リアル」です。地域貢献、フィールドワークに興味ある方に、おすすめします。 -
HBSはリーマンショックを受けて、教育の自省。
その結果、Konwing, Doing, Being という新しいフレームが開発された。
Konwing:理論や知識
Doing:スキル、能力開発
Being:価値観、態度、信念
Immersion Experience Program:どっぷり浸かって経験して学ぶプログラム
Japan IXPは"Doing"と"Being"の実践の場
これからのリーダー像
・相手を問わずにとにかく真剣に聴く
・貢献するために来たという目的意識が高い
・信頼と尊敬の上に成り立つ卓越したチームワーク
・見事なオンオフの切り替えと底なしのエネルギー量
・悩みを持つ等身大のロールモデルでもある -
日本の強みを再確認する本。
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HBS×東北という企画は面白い。でも、色物感もある。このメンバーでシリアやイラクを訪れたら、どのようなバリューを立てられるか、見てみたい。
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beingあっての起業精神。
HBSの名を知ることになり、東北のスピリッツを感じることのできる本書。
その熱さに目頭が熱くなる。
未来を信じている。勇気をもらえる。 -
ハーバード・ビジネス・スクールが毎年実施しているジャパンIXPの紹介。
参加者に「ナイス」な人が多いというのはよくわかる気がする。 -
knowing偏重からdoing,beingへ。とりわけ自分の存在意義について考えさせられる好著であった。なによりも、目指すべき、理想的なケース集である。
ハーバードビジネススクールの学生さんの、能力、人格、倫理性があってこその成功だと思うが、東北には限りない可能性が在る証左だと思う。
国内でも危機に瀕してるからこそ,深い学びがあるという事例が積み重なると良いのだが。 -
HBSという超ハイレベルな人たちが東北から学びを得ている。東北の企業もHBSの人たちからアドバイスをもらい、その事業をさらによりよいものとして磨き上げていく。大事なことは志。震災を経て、東北には志を持って地域のため、東北のために奮闘している人たちがたくさんいる。自分自身も人のため、東北のために何はできるか、今いる場所でしっかり考えて志を持って生きていきたいと思う
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驚いたことは2つ。
東北の方々の情熱とHBSの教育への投資意欲の高さ。
HLABの取り組みは非常に気になる。 -
東北で学生を連れたサマーキャンプがあったので、東北でどんなことを学ぶと良いか考えるために読みました。