マインドフルネス (ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ])
- ダイヤモンド社 (2019年2月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478104958
感想・レビュー・書評
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禅のことなのか、瞑想のことなのか、いま一つイメージがはっきりしない「マインドフルネス」について、分かりやすい言葉で表現されています。
まず、内省をすることを習慣にするために正しい「マインドフルネス」について知ることが大事なのがよくわかります。
applewatchにも「呼吸」のアプリがついていますから、一日のうち定期的に時間をとること自体は、わりとできるようになってきました。
問題は、どこで内省するか、どうやってやるか、です。
どうしても仕事場で一人になれるところ、といえばトイレの個室くらいしかありません。正直なところ、あまり快適な場所ではないので、集中できるかといえば疑問です。
強制的な研修ではなく、自ら好んで行うこと。
じっくり、自分にとって本当に大事なことを見つめることに集中すること。
いつでもどこでもできそうなのですが、実際はかなり難しいです。
今、この瞬間、ここに集中する、というやり方がよく理解できました。
そういえば、ずっと以前から、
「今、ここ、修造」
といっていたのは松岡さん。
ご本人が心がけていたとおり、集中することの価値がよくわかります。
何も考えず、同じやり方だけをしようとすると、
「マインドレス」になってしまう、という書き方も、「フル」な状態と対比させることでよくができました。
行き帰りの電車の中で読める、手軽な良書です。 -
DHBRのこれまでの関連論文のまとめ。内容としては薄いので、読み物としては物足りないか。
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マインドフルネスの本は何冊か読んでるし、日頃実践してることもあってかなり読みやすかったしなによりこの本が一番実践的。
もっとマインドフルネスの効果とか概念にフォーカスしてるのかと思ったら企業としての取り入れ方が具体的に書いてあって、それが忙しい中でもできるように紹介されてて忙しいビジネスパーソンはもちろん時間のないすべての現代人全てに優しかった。
今に集中し感覚を現在にフォーカスすることで不確定要素を明確化し整理してわからない、不明確という不安を減らし幸福度とパフォーマンスを上げるんだなー。
脳内図が浮かぶくらいわかりやすく書いてあるのもよかったしそんな長く座れないよ、やることがたくさんあるしそんな暇ないでしょ、座禅とか瞑想とかちょっとという人ほどこの本はオススメでした。 -
グーグルを筆頭に多くの大企業が採用してることもあり、面白そうだと思ったけど、本的にはめちゃめちゃバイアスにかかってる論調だったから、途中でウザくて読むのをやめてしまった。
アメリカのマイクロソフト本社を訪れた時にmeditation room(瞑想室)があったのがすごい印象的だったことを覚えている。 -
禅とビジネス力の関係を明快に提示している。瞑想などツールへの逃避の注意換気も忘れておらず、宗教的胡散臭さも参考になる部分が多い。HBRの抜き刷り合本だけあって内容は濃い、でも情報量は薄い。一読の価値はある。
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マインドフルネスについて説明と、良い点、懐疑的な点どちらも指摘されている本。マインドフルネス=瞑想、ではなく、内省を習慣的に行って力を導くこと、今ここ、に集中することで新しい見方をすること、そしてエネルギーを生み出す状態にすること、であると分かった。研究結果や、生き過ぎた啓蒙の例などもありとても興味深かった。リーダー向けにかかれているので、中間管理職の私としては有り難い本だった。