できる人の読書術

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478105863

感想・レビュー・書評

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  • 堀紘一紙による読書についての考察。
    本書の前半は、
    ・哲学書などの難しい本は40ページだけ我慢
    ・カバンにはいつも文庫本
    ・内容を1行に超・要約
    など、ありふれた内容。

    でも後半の堀氏の半生を読書を通して描いた部分が面白かった。ある程度の名をなした人は、人生のどこかで必ず人の数倍以上の努力をしているんだよね。
    著者が三菱商事で社費留学したハーバード・ビジネススクールで、全学800人のうち成績上位5%の学生だけに与えられる称号「ベーカー・スカラー」(最優秀生徒賞)をアジア人として初めて受賞。
    これって、半端ない。本書にも書いてあったけど、勉強が大変過ぎて、ナポレオンじゃ無いけど一日2、3時間しか眠れなかったっていうから。

    本書は、「読書術」が書いてある本としたら大したことはないけど、苦労して成功した人のお話として読むんだったら面白いとは思う。

  • 教養と洞察力を身につけるための読書とそのための読書方法についてを説明した読書術の本
    この本の内容を一言でいうと「読書は大事」ということか

    著者は、考える力、教養、洞察力をつけるための「平時の読書」法として
    ・「古典」や哲学書を読む
    ・難しい本は最初から理解しようとせずに3回読む
    ・速読、読み飛ばしをしない
    ・本の内容を要約してみる
    を提示する
    いわゆる「精読」「熟読」と呼ばれるものですが、わかっているけどなかなかできませんね
    まあ「1年1冊でもいい」という気楽さで良いようなのでチャレンジしてみようかなとは思う
    そういう点で日常的に支える読書術でない点は残念なところである

    なお、
    ・試験や資格を目的とした「戦時の読書」法では速読、読み飛ばし可
    ・圧倒的な読書量は質を補える
    など、結局臨機応変的な逃げ道もある点はやや苦笑いものである

  • 一流の読書家と超一流の読書家の差は洞察力にある。さらに読書により知識を得てそこから能動的に新たな体験を経験することで教養に変わる。

    これらの礎には考える力がキーワードとなっており、AI時代に人間に求められる力の一つである。
    AIはso whatに結論は出せても責任を取ることはできないため、責任を取れる立場にいるコンサルタントは結構ニッチ。
    またイノベーションの9割は過去の学びから生まれるため、哲学書を読むことから得られることも非常に大きい。

  • まこなり社長とかがいうような読書術とは違ったけど、参考になりました。

  • 定価で買う必要はないかな。ブックオフで十分な内容。

  • 超一流になりたければ、とにかく読書。なかでも古典、哲学書、戦記物がお薦めだが、量は質を凌駕する。という主張は分かる。読書に対する情熱よりも、著者の生立ちについての記述が多く、想定していた内容とは少し違った。

  • 一流と二流の差は知識が教養に昇華しているか。
    さらに謙虚であれば、一流が超一流になれる。
    教養とは知識から絞り出される知恵。知恵に昇華されたもの。
    読書の効用は考える力が高められる点。
    読書で巨人の方に乗る(ニュートン)。
    年1冊の哲学書を読む=エーリッヒフロムの著作から。
    「愛するということ」「自由からの逃走」
    40ページまで読んで馴染めなかったらやめる。
    優秀なコンサルタントの提案書は短い。本質をつかむ。

  • 概要
    効率的な読書法ということではなく、これからの時代にどういう読書をしていけば良いかについて述べた本。

    要約
    AI時代を生き残るには人間について深く理解する必要があり、そのために哲学書を読み、自らの軸となる哲学を確立しろ、ということ。

    感想
    少し前時代的な考え方に馴染めない部分があった。
    謙虚であれ、という本人が全然謙虚でない。
    哲学書を読んで、人間の考えを知る大切さには同感。
    本題と関係ない最後の読書遍歴が読み物として面白かった。

  • 「一流と超一流の差はどこにあるのか。それは洞察力があるかないかにある。」

    まず、二流から一流になるにはどうすれば良いか。教養をつけることである。それはまず本を読むことである。

    では、洞察力を身につけるためにはどうすれば良いのか。
    それも読書である。しかし、ただ読むだけではない、洞察力を磨く読み方がある。その方法を記述した本である。

    それぞれの方法が本質的であり、理にも適っているので、個人的にも実行して行きたいと思う。

    完全に余談だが、同じ本を3回読むくだりで、同じ事を言っていた米内光政を思い出してしまった。海軍大臣、内閣総理大臣を歴任した非常な器量を持った人格者で、昭和天皇をして米内内閣が続けば戦争は起きなかった、と言わしめた人である。

  • 【要約】一流と超一流の差は洞察力である。洞察力を身につけるためには読書が有効である。読書の際、本の内容を1〜2行に要約することで本質を抽出する力が磨かれる。
    【感想】読書の大切さを再確認した。

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著者プロフィール

ドリームインキュベータ会長

「2017年 『戦略の本質』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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