どん底サラリーマンが株式投資で2億円 いま息子に教えたいお金と投資の話
- ダイヤモンド社 (2021年4月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478112076
作品紹介・あらすじ
◎離婚して突如、父子家庭に
全財産90万円から株式投資で資産2億円
年収400万円からの人生大逆転ストーリー!
●妻の浮気が原因で離婚。突如、ひとり息子と父子家庭になった。
手元に残された全財産は90万円。
定時退社で保育園へ息子を迎えに行く毎日で、残業代ゼロ。
年収400万円でカツカツの生活だった。
そこからギリギリの節約生活をして4年で1000万円を貯め、
本格的に株式投資を開始。
紆余曲折を経ながらも某企業の大株主になり、資産2億円以上を築いた。
――就職した息子よ。いまこそ、おまえに伝えておきたいお金と投資の話がある。
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35歳のときに妻が浮気して、うちを出て行った。
5歳の息子と突如、父子家庭になった。
毎朝息子を保育園に連れて行ってから出社し、
夕方5時半に定時退社してダッシュで保育園に向かう日々。
残業代はもちろんゼロ。
日々残業する同僚たちからは白い目で見られ、年収は400万円ほど。
全財産90万円で、お先真っ暗、どん底だった。
先立つものは、やはり「お金」だ。
株式投資をしつつ、最低限の衣食住で生活を切り詰め、年収の半分(200万円)を貯蓄。
4年で1000万円を貯め、これを増やして人生を変えるため、
元手の約3倍まで運用できる信用取引を始めた。
「ときにはリスクをとらなければ、人生は変えられない」がモットーだ。
リーマン・ショックに見舞われるなどしたが、
結局は『会社四季報』の大株主欄に名前が載るほどの成功を収め、“億り人”に。
そして集中投資で超長期保有する自称「ほっとけ投資」を始め、
さらに資産を増やし“ダブル億り人”に。
その過程で再婚したが、妻と折り合いが悪く、別居してグレてしまった息子。
いまや大きく成長し、就職した。
息子とふたりで焼鳥屋に行き、酒を酌み交わした。
そして、これまでの半生を振り返り、息子へ「資本家と労働者」の話をした。
サラリーだけで生きられる時代は終わった。
億の資産を築くにはお金に働いてもらうこと。
リスクをとらないと得られるものはないぞ。
――全財産90万円で父子家庭となってから、
資産2億円を築いた父親が、いま息子へお金と投資について説く。
感想・レビュー・書評
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面白く読めました。
お金がすべてでは ありませんが。
お金があれば 選択肢が 増えます。
賛同できなかったのは
信用取引を 肯定していたことですね。
私は 現物主義です。
『お金を持っていることを 会社の人には 言わないこと。』
これは 肝に銘じます。
言いたいですよね。
でも 我慢しないと。
わたしは その域まで 行っていませんが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
軍資金の作り方などはいいと思うが、肝心の投資部分は運じゃないかと。億り人系の本には総じて言える事だが、確実性は薄い。著者のように成功する人もいれば、その裏に外れて大損している人が山のように居ることを忘れてはならない。息子に自信を持って教えたい投資法では無いかな。住宅ローンで借りた4000万を年利4%で運用するとあるが、居住用住宅取得以外に資金を使うのは普通に違法では?
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割と腹落ち。
資本主義は資本がある方が儲かる仕組み。
そりゃそうだ。
市場に居続ける為には、
やっぱり長期投資でコツコツと。
サラリーマンのメリットを最大限に活かして、
コツコツコツと。
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1年半待って図書館で借りて読んだ本。
その割に、内容は薄い。
息子氏が買ったAOKIが
そこそこ回復していて何より。 -
サクッと2時間程度で読める。
父から息子への愛のメッセージが読者に伝わる。
何度か見舞われるショックを乗り越えて2億超えの資産家になる道筋を簡潔に描いてくれている。
三流大学出身と自己評価を低くみているように思わせつつ、その実物凄い頑張り屋さんであったということが見てとれており、道半ばで挫折せずに運良く投資で成功したというよりも人生を成功に導く基本がしっかりされているなあと感じた。
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自分に対してSWOT分析をするっていうのが斬新だった。
自分の強み、弱みを知ることで効果的な人生設計ができる。
元手を1,000万円貯めるというのは、ちょっと難しい気もするが、投資の考え方や戦略、何より筆者が実際に体験した失敗も赤裸々に書かれていたのでよかった。 -
著者のIT関連の経験など、ある意味ラッキーに見える部分もあったが、一般的な投資本と違い、「まず軍資金を貯める。軍資金を貯めるには節約」「借金はしない」など、甘い言葉が多くなかったのが好印象。個人的に本書に書かれた著者の息子と自分の環境が近かったので「著者の息子」視点で話が入りやすかった。
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父子家庭になって、株式投資に失敗し、全財産90万円になった著者が2億円を稼いだ今、息子にお金と投資について説く、というもの
そもそも離婚後の動揺もあるだろうが、株式投資をして失敗するとか、どうなのか
はたから見るとたまたまギャンブルに成功して2億円を稼いだようにしか見えない
ただ、内容は一般的な株式投資本で、あまり面白くはない
損失を授業料と捉える傾向はかなりリスクが高い考え方かな
また、キャッシュ比率の話(50代で50%)も資産2億の著者だからできるレベルだし
大株主一覧に載るのを目標にしたというのは面白いが
個人的に参考にできるものはあまりないかな、、、
【参考になった点】
・資本主義とは資産家がお金持ちの社会
・ほっとけ投資=バイ&ホールド戦略
・軍資金を貯める段階では節約は株式投資に勝る
・チェックするのは総資産と買付余力
・自分の知らない赤い車、わからないビジネスに投資しない
・選定基準 ①知っている会社②倒産しなそう(財務的に)③割安④小さな会社
・定期的に現金収入があるビジネスモデルが最強
・配当性向30%くらい、利回り2~3%くらいが目安
・一点集中のメリット:分析・検討に集中できる
・社内担当者のつもりでビジネスモデルを作る:ストーリー
・キャッシュ比率は50代なら50%くらい
・早期リタイアする3K:金、健康、関係
・有価証券報告書はよく読んで見る -
資産2億円へのほっとけ投資について
・株価が20%プラスになっても売らない。株は負けてしまうことの方が多いが、長期的に見て大幅に利益が確定するまで待つことが重要。
銘柄選びについて
①知っている会社にする
②倒産の可能性が低い会社(自己資本率が高い会社、利益剰余金が大きい会社、現金と現金同等物が多い会社)
③PBRとPERの低い割安な会社
④ゆくゆく5倍以上になってくれそうな小さな会社
売りどき
自分が株を買うときに描いたストーリー「これから社会は、こう変化するからこの会社の株価は、このように変化するだろう。」が完全に崩れた時は、すぐに売るべき。
若い間は、やり直しができるので、投資につぎこむべき。
20代なら資産の80%。30代なら70%。40代なら60%。50代なら50%。