サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット
- ダイヤモンド社 (2021年12月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478114131
作品紹介・あらすじ
★【超話題】全世界累計70万部、43か国で翻訳★
★【世界が絶賛】Amazon.comで1万件以上のレビュー★
★「ここ数年で最高かつ、最も独創的なマネー本」ジェーソン・ツウェイグ(ウォールストリートジャーナル)★
世界的ベストセラー、ついに上陸!
「破産した大富豪」と「10億円もの資産を築いた地味な清掃員」2人にあった違いとは?
本書のプロローグでは、次のストーリーが掲載されています。
「金融業界で大成功を収めた大富豪リチャード・フスコーン。彼は2008年の金融危機で破産した。2014年には豪邸も差し押さえられた。同じ2014年、一人の男が話題になった。清掃員として17年間パートで働いた男だ。この地味な清掃員は、800万ドル(約10億円)もの資産を残した」
破産した大富豪と、10億円もの財産を築いた清掃員。
この2人の間にあった違いを知り、資産を築き続ける側にまわれる。
それが、この本を読んだあとに得られるものです。
ベンチャーキャピタルの経営者であり、
ウォールストリートジャーナルなどにもコラムを寄稿する
人気金融作家でもある著者が、
私たちのお金に対する考え方が、いかに非合理的で、
さまざまなバイアスに基づいているかを説き、
そこから抜け出し、「経済的自立」を成し遂げるための教訓を教えてくれます。
★あなたの経験は、世界で起こった出来事の0.00000001%にしか相当しない。しかし、あなたのお金に関する考えの80%を構成している
★ウォーレン・バフェットの純資産の95%以上は、65歳以降に得られたもの
★貯蓄は自分でコントロールできる唯一のことであり、一番重要なメリットをもたらすもの
★「自分とは違うゲームのプレイヤー」からお金のヒントを得ないようにする
★歴史は未来を予測する地図になりえない
など、私たちのお金との付き合い方を根本から変えてくれる教えが詰まった一冊です。
感想・レビュー・書評
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ふだん小説しか読まないのですが、とても分かりやすく面白く読めました。マネー本ではありますが、心理、自己啓発のジャンルにあたるので、投資や経済の知識の有無に関わらずハッとさせられる内容だと思います。
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お金との賢い付き合い方は、人間心理から学べる。エゴを減らし、安心して眠れることを優先してお金を管理する。長期時間軸で投資すれば半分間違っても資産は増やせる。貯金は自分の時間をコントロールできるようにするため。必要な代償は払う。自分のゲームを明確にする。
「正解」が生物進化的な自然な感情とは異なるところに、様々な知識や経験を持つ人たちが混在しているという状況なのですね。 -
興味深い内容が沢山あった。
28年間で3000倍以上に値上がりした銘柄でも、全期間の95%は最高値より下で株価が推移していたという指摘。どんないい銘柄でも、絶好調の市場環境でも、新高値で浮かれている時間よりも、値下がりで自分は売りタイミングを逃したのではないか、と後悔していることの方が圧倒的に多いということ。放ったらかし投資が、一般人に懸命な手法な訳です。
あとはフルインベストメントよりも、一定額を現金で保有することを提唱する件で、手持ちのお金が必要な時に投資資金を売却を強いられるよりも、トータルリターンが下がっても資金繰りにビクつかないでいられる方が、幸福度が高いとある。
それと米国でも、大学の専攻に関係のある仕事をしているのは28%に過ぎないとある.あんな高い学費を払ってて、ちょっと可哀想。
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お金で尊敬を買わないこと。
高級車やタワマンに住んでいる人は意外に経済的余裕がない。他人からの賞賛を欲しがりすぎるのは、維持費がかかる。どっちの方がいい腕時計をつけてるとか、妙な競争に巻き込まれないこと。い。資本主義はサバイバルだ。
お金で買える最大価値は自由だ。
好きな時に好きな人と好きなだけ好きなことができる、それを叶えるのが金だと。つまり、自己コントロール能力が高い人生は幸福度が高い。 -
当たり前と言えば当たり前の内容。投資はやはりギャンブルなのだろうか…節約が肝っぽいし…
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お金のマインドセットの要諦が書かれた良書。
お金は、経済的自立を感じ、自由な時間を手に入れるだけあれば良いのであって、たくさん稼げば良いというものでもない。足るを知る。過ぎたるは及ばざるが如し。 -
YOUTUBEで見かけたので読んでみました。資産運用に関する本というよりその前段階の心構えに関する本かと。
一読して自分の資産比率に対して肯定的になれました。
色々なお金や資産運用系の本を読んで、「現金比率が高すぎる。なる早で投資に回さなきゃ」と焦っていたのですが、手元に現金を持っておくことの意義を気づかせてもらえてちょっと自信が持てました。
筆者の「おかしな人は誰もいない」という主張は説得力があり、多様性が叫ばれる今、お金に限らず重要な視点だと思います。
SNSが発達して他人のマネープランや暮らしぶりが覗ける今、結局大事なのは自分と向き合うことなんだと思い出させてくれる本でした。 -
将来に向けた資産形成のための入門編として選んだ一冊。様々な実例を交えてお金が貯まった人とそうでない人との違いが書かれている。際立って特別なことは書かれてないと思うが、じっくり腰を据えて投資をしようと改めて思わされた。