生成AI 「ChatGPT」を支える技術はどのようにビジネスを変え、人間の創造性を揺るがすのか?

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 198
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478118184

感想・レビュー・書評

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  • 読み物として読了。

    情報収集はしているので既知の情報もそれなりにありましたが、新しい情報に触れることもできたので良かったです。


  • 300ページ以上あり、見た目は分厚そうだが意外とサクサク読める。
    テクニカルなものというより本質論の本。
    ちきりんさんがVoicyで推薦し、対談した著者。


    ・これからは、ユーザインターフェース、つまり、コンピューターの使い勝手が重要


    ・GoogleもChatGPTも多くの人が使い、
    多少の間違いを含んでいるが、
    両者の違いは、ChatGPTの場合、一般利用者がメインで多少の間違いは気にならない。
    しかし、Googleの場合は、科学者や専門家などが使い、間違いがあると非難されるという違いが面白かった。

    ・生成AI以前は2度の冬の時代があった。
    特に苦労したのは言語モデル。
    多様な言葉の使い方による複雑な文脈の変化を十分にとらえることが難しかった。

    ・ChatGPTは数学も苦手
    これは実際にChatGPTが計算しているのではなく、
    3 +5=のあとには、8が続く確率が高いと言う経験的類推で答えを出しているから。


    ・欧州も日本も中国も遅れている。米国が突出している。

    ・Googleが出遅れたのは、イノベーターのジレンマに陥ったから
    (OpenAIに遅れをとった、酷評のBardとなった、社内でもめたなど)


    ・生成AIの問題点はデマが流れてしまうこと

    ・AIがつくった小説は不自然さがある
     音楽はかなり精度が高い

    ・AIが台頭しても人間は人間がやることに惹かれるのではないか?(囲碁将棋などで機械が買っても、人が応援するのは機械ではなく、人)

    ・これからはどうなるかわからない

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1324555

  • 請求記号 007.1/Ko 12

  • それなりの分量がある本ではあるけれど、読みやすくすぐに読み終わった。が、ほかにも色々読んでいて予備知識があったから、かも。内容はAIの歴史やトランスフォーマーの登場、OpenAI、GPT、画像生成、と、よくまとまっているし、割とおすすめ

  • 生成AIの技術、今後の課題など、わかりやすく記述されており、大変参考になる書籍。

  • 言葉を理解し、文章や画像などを生み出す「生成AI」。この技術は社会をどのように変えるのか? 中心となるOpenAIやマイクロソフト、グーグルなどテック企業の思惑とは? AIの進化と社会変革についていくための基礎教養をわかりやすく紹介する。

    第1章 ChatGPTの衝撃── 対話型AIが証明した「モラベックのパラドックス」
    第2章 世界はChatGPTをどのように受け止めたか── 揺らぐ教育とビジネス、広がる規制
    第3章 生成AI以前のAI史── 二度の「冬」を越えて
    第4章 トランスフォーマーの登場と大規模言語モデルへの道── 2017年のブレークスルー
    第5章 苦悩するグーグル、躍進するOpenAIとマイクロソフト── 生成AIはビジネスの勢力図をどう変えるか
    第6章 画像生成AIがもたらすもの── フェイク映像の拡散とクリエーター達の憂鬱
    第7章 生成AIが突きつける「創造性」の本質── AIの作品を私達は本当に愛せるのか?

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著者プロフィール

1963年群馬県生まれ。KDDI総合研究所リサーチフェロー、情報セキュリティ大学院大学客員准教授。専門はITやライフ・サイエンスなど先端技術の動向調査。東京大学理学部物理学科卒業、同大学院理学系研究科を修了後、雑誌記者などを経てボストン大学に留学、マスコミ論を専攻。ニューヨークで新聞社勤務、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などで教鞭をとった後、現職。著書に『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』『ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃』『仕事の未来 「ジョブ・オートメーション」の罠と「ギグ・エコノミー」の現実』(以上、講談社現代新書)、『ブレインテックの衝撃 脳×テクノロジーの最前線』(祥伝社新書)、『「スパコン富岳」後の日本 科学技術立国は復活できるか』(中公新書ラクレ)など多数。

「2022年 『ゼロからわかる量子コンピュータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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