人を育てる「叱り」の技術―コーチングの第一人者が教える部下指導の極意

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478350485

感想・レビュー・書評

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  • 「叱り方」に付いて書かれた本書。
    サブタイトルにもあるが「コーチングの第一人者」の視点から、怒ると叱るの違いを紐解き、叱り方のパターン、実例に即した叱り方の例、最後に更なる「叱り上手」になる為のポイントがまとめられている。
    日頃「叱るコト」に中々向き合わないと想うが、本書を通じて「自分の叱り方」を見つめ、カイゼンして行きたいと感じている。

    個人的には「叱り方の事例」が芸能人"風な"感じになっており「この人ならこんな感じで叱るよねー」というところから「人に寄っての叱り方、違い」が感じられて良かった。
    自分ならどう受け止めるか、更にチームメンバーならどう受け止めるかを読み合わせて対話すると、更なる学びに繋がるのでは、と感じた。

  • 叱り方事例集。
    怒りと叱りの違いを噴火と温泉に例えてる。

  • 叱るということのイメージを変えてくれた。人を叱るというのは、本当に難しいと思っていた。語気をあらげることは、私には難しい。でも、叱ることは、感情に任せて、どなり散らすことではなかった。相手の将来を思い、共に考え、共に成長しようという姿勢を示すことが叱ることだ。時には厳しい言葉を投げかけねばならないかもしれない。でも、その根底には仲間に敬意を払い、成長を願う思いがなくてはだめだ。私は心の底から叱れる人間になろう。仲間が私を成長させてくれる、だから私も仲間を成長させてあげられる人間になろう。

  • 叱りとは改善提案である。
    叱りと怒りとは事なる。怒らないように注意
    サンプル例は読みやすかったです。
    心得の
    相手の人格を否定しない
    過去の失敗を蒸し返さない
    はしみるな。
    長いお説教より短メッセージを
    成功イメージが浮かぶような言い方を
    はできてくると確かに人間として成長する気がしますな。

  • 叱ると怒るは違う。叱るは「然る+ある=かくあるべし」を明示すること。どちらかというと諭す、引き出すこと。
    心得1:相手を責めない。
    心得2:一緒に〜しようという気持ちで
    心得3:相手の人格を否定しない。
    心得4:相手にレッテルをはらない。
    心得5:他人と比較しない。
    心得6:相手の成長を認めてあげる姿勢で
    心得7:過去の失敗を蒸し返さない。
    心得8:成功イメージが浮かぶような言い方を
    心得9:叱った後は必ずフォローする。
    心得10:長いお説教より、短いメッセージ。

    この心得ができている人は稀だと思った。
    必ず上記のどれかに反した叱り方/叱られ方をした経験があると思う。はじめから上手な叱り方をする人はいないが、ふと自分の叱り方に問題がないか客観的に見る事が大切だと感じた。

  • 怒ると叱る。
    その違いは何か?

    感情的と愛情的。
    怒と恕。
    自分向きと相手向き。

    もちろん、心の持ちようだけでコミュニケーションは解決できない。

    具体的な会話と共に、
    そのポイントがある。

    しかしながら、
    実際はスキルよりも、知識よりも
    いかに心のありどころをそこに置いたままで入れるかに尽きるのではなかろうか。

    この本が少しでもコミュニケーションの流れを伝えています。

    知らないよりは知って、
    なんどもなんども本物の現場に立ち向かうことで自分流の【叱り】ができるのかもしれません。

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著者プロフィール

1959年8月東京生まれ。成人教育学博士。NPO学習学協会代表理事、京都造形芸術大学教授(一般教養カリキュラム開発担当)、NPOハロードリーム実行委員会理事、一般社団法人キャリア教育コーディネーターネットワーク協議会理事、一般財団法人しつもん財団理事。東京大学文学部社会学科卒業、ミネソタ大学大学院修了(成人教育学 Ph.D.)。ミネソタ州政府貿易局、松下政経塾研究主担当、NHK教育テレビ「実践ビジネス英会話」「三か月トピック英会話:SNSで磨く英語アウトプット表現術」の講師などを歴任。「教育学」を超える「学習学」を提唱し、大人数の参加型研修講師、TVニュース番組のアンカーとして定評がある。著書54冊を数え、年5~6冊のペースで執筆活動を行う。

「2014年 『すぐに使える It’s英会話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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