コーチングのプロが教える質問の技術

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.13
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本棚登録 : 88
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478360613

作品紹介・あらすじ

マネージャーの仕事は「質問すること」だった。部下の能力を120%引き出すビジネスコミュニケーションのコアスキル。

感想・レビュー・書評

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  • プロのコーチである筆者が書いた質問の技術集
    実践あるのみかな

  • 女性の書いた著作だとゆうことは、やさしさあふれる文章からも伝わる。
    こんな上司に恵まれたいと思うし、自分でそうゆう上司になりたいと思える。
    他人に対しての質問だけでなく、自分自身に対しても、こんな言葉で問いかけができたら、発想力や分析力、思考力が広がる。
    日々忙しくしていると、こんな丁寧に対話できないよと思う部分も正直あるけれど、急がば回れ。
    こんな余裕と優しさが溢れる対応ができる人間になりたい。

  • "以前、齋藤淳子コーチのセッションを受けていた。ぶらりと寄った本屋に淳子コーチの本が目に飛び込み、その場で思わず購入した。研修の時からも質問にこだわりを持って取り組んでいたのを思い出しながら読んだ。当時受けたセッションのエピソードもちりばめられている。
    コーチングを深く学んだ人へ捧げる本だと感じた。"

  • ティーチングというのは、教えること。
    コーチングというのは、相手から答えや行動を引き出すこと
    つまり、相手の可能性や自発性を引き出すことです。

    本日ご紹介する本は、

    質問を通じて、
    相手の可能性や自発性を引き出すための
    ノウハウが書かれた1冊。

    ポイントは
    「聞き続ける」

    相手から意見を求められた場合、
    すぐに指示を出していると
    相手は「自分で考える」ことをしなくなります。

    意見がないのは、考えることができていないということ。
    答えが返ってこなくても、我慢して、
    聞き続けましょう。


    「答え」

    質問によって引き出すのは
    「正しい答え」ではなく、
    「アイデア」「行動」「やる気」です。
    相手の答えが少し違うなと思っても、
    実際にやってみた結果、
    正解が見つかることもあります。

    とにかく行動に移すことが重要です。


    「日頃のコミュニケーション」

    日頃からコミュニケーションを取っておかないと
    何か問題が起きた時に、ゼロから把握しなければいけません。
    どんあリスクが考えられるのかを事前に察知しておく意味でも、
    日頃から、少しでもコミュニケーションを取っておきましょう。


    「出来ていること」

    人は出来ていることよりも、未だ出来ていないことに
    意識が集中しがちです。
    出来ていないことばかりを意識しすぎると
    落ち込んでしまって、次の行動につながらない場合があります。

    そんなときは、出来ている事実を聞いてみましょう。
    次へのやる気がでてきます。

    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    コーチングで一番大切なことは、その人の可能性と自発性を引き出すこと
    コーチが質問によって引き出すのは、「正しい答え」ではなく、目標達成のための「アイデア」、「行動」、「やる気」です
    よいコーチは、その人がよりよい方法を見つけられるように支援し、考えさせる
    意見を求められたらすかさず指示を出すことを続けていると、「自分から考える」ことをしなくなる
    日頃のコミュニケーションを怠ってしまうと、何か問題が起きたときに、ゼロから聞き出さなければならない
    その人にできなかったこ事実よりも、できている事実を聞いてみる→それがその人を動かす
    過去質問は状況を把握し、未来質問、仮定質問は次の行動を予測する
    自分が憧れている人の行動をイメージすれば、自分も成功のイメージが持ちやすくなる
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    1 コーチングは質問からはじまる
    2 質問力を高めるコミュニケーション術
    3 ひとつの質問から職場が変わる
    4 同じ質問をしても反応が違うのはなぜ?
    5 質問のスキルを学ぼう
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/d58bea8a09465dd7.png
     

  • ●相手に考えさせ、答えを引き出すきっかけになる。


    相手になるべく多く話をしてもらいたい、
    自発的に動いてもらいたいと思うときに有効な質問と

    質問された側は
    誘導されているように感じる
    質問の事例が分かりやすく書かれています。

    先日息子たちの個別懇談会で
    先生から子どもたち向けられた質問は

    「前のテスト勉強の仕方をまだやってるの?」
    「そんな方法で受験に間に合うの?」など
    クローズドクエスチョン(話を広げにくい質問)ばかりでした。

    事実確認などのみに使用するならいいのですが

    自ら考える人材を育てるには、
    あわない質問だと感じました。

    人間関係は疲れることも多いですが
    お互いを理解し深めていくために
    必要な知識だと思います。

  • ちょっとした聞き方(質問)の違いで、人から引き出せることが違うんだろうなぁ。

  • 質問の目的は単に情報を得るだけではなく、さらに一歩相手に自分なりの考えを促す点にある、という印象を受けました。圧迫的にならず、自然にリードしていく感じでチームビルディングに臨みたいものですねー

  • (S)
     コーチングの中でも、質問にフォーカスして説明した本。筆者は、コーチングのメジャーどころであるコーチAのシニアエグゼクティブコーチ。本書は、主にミドルマネージャを対象に書かれている。
     質問にしぼったということで、シンプルな構成になっておりコーチングのとっかかりとして良い本。また、質問は自分起点でコントロールしやすいスキルなので、それに着眼したのは素晴らしい。
     引用したまえがきは、私が考える上司の仕事の本質そのものであり、非常に共感できた。
     個人的な気づきとしては、他人のタスクに関する問題解決をするときに、自分が「自分本意な質問」をしてしまっていること。あくまでも「相手に気づきを与えるための質問」でなければならない。なぜなら、問題解決をするのは質問者ではなく、質問される側だから。

  • 普段何気なく行っている人との会話。仕事でもプライベートでも、より良いコミュニケーションについて意識はすれど、ここに書かれているような会話の組み立てなどの理論的なことを知っているのとそうでないのとは、その向上のスピードに大きく差がつくだろうなと感じました。「知らないってコワイ」と思えた一冊でした。

  • 「聴く」を主としたコミュニケーション技術である
    コーチングのプロが書いた「質問」する技術の本です。

    「質問をつくる」という概念から始まり、
    「質問の仕方」というフェーズを考える。

    なぜ~~だったの?⇒なにが原因だったの?
    どうやったら~~できる?(方法を聞く質問)
    なにがあれば~~できる?(方法を聞く質問)
    ~~することを邪魔しているものは何?(障害を聞く質問)

    5W1Hを基本として
    さまざまな質問の仕方を学ぶことができます。


    コーチングからさらに、
    質問を習得したい方におすすめです。

  • コーチングってなに?というところから入るのにぴったりの本。
    なんとなく理解していたつもりの自分は、最初まぁそうだよねーとか
    思っていたのが、後半は質問の技術になるほどと読みいってました。

    ・相手のためにする質問は、質問を受けた人に「気付き」を促すことができる。

    ・詰問しない為にはどうすればよいか?
     -なぜという質問をあまり使わない
     -意図ある質問をしない
     -問題の指摘より提案や要望を
       相手を誘導しようとして詰問するより、ストレートに提案や要望を

    ・ストーリーに沿って話を引き出す

    ・確認をとり、コミットメントを高めるクローズドクエスチョン
     活用場面
     -話の初期段階で事実・内容を確認する時
     -話の最後に決意やコミットメントを確認する時

    ・情報を整理する限定質問:WHEN,WHERE、WHO
     活用場面
     -情報を収集したい時
     -相手の行動を具体的に知りたい時

    ・思考を拡げる拡大質問①:WHAT(何を)
     WHATは問題の奥にある潜在的な問題を明らかにする
     -WHATは話の軸をつくる
     -相手が話しにくいときはWHATを柔らかい表現に置き換える
       例)何が嫌なの?→一番ひっかかっていることは何?
     -WHATは大枠の問題から核心の問題を明らかにしていく
       PROBLEM→ISSUEに
     ※WHATは何か対象がある状態

    ・思考を拡げる拡大質問②:WHY(なぜ)
     -WHYを使って問題の原因や背景を探る
     -取組むべき課題に対する問題提起をする(そもそも・・)
     -WHYの答えには事柄の原因と行動の原因がある
       例)なぜこの会社を受けたの?
         「流通業界に興味があるからです」(事柄)
         「先輩に進められたからです」(行動)
     -相手が負担を感じるときはWHYをWHATに言い換える
     ※WHYは対象の裏にあるものを探る

    ・思考を拡げる拡大質問③:HOW(どのように)
     -相手に行動のイメージをもってもらう
     -HOWとWHATを組み合わせることで問題を明確にし、発展できる
     ※HOWは行動を起こす状態

    ・チャンクダウン/チャンクアップ
     -概念的(行動の意味づけ)⇔具体的(概念をアクションへ)
     -チャンクダウンは原因追及ではなく、事実の把握
     ※自分はざっくり、チャンクアップしてしまいがち

    ・広く情報をとるスライド質問
     -同じチャンクでのスライドは広がらない。深めて広げる、広げて深める

    ・現状を肯定的にとらえる質問

    ・未来に希望を抱かせる質問 未来質問/仮定質問
     例)「次回やるとしたらどうするだろう?」(未来)
       「それをどんな風に活かせるだろう?」(仮定)

    ・成功のビジョンをつくる質問
     -モデリングする
     -リソースを探る


     

  • コーチングに関する内容がメインな感じ。すごくポジティブな質問の方法を再認識。Yahoo!は「そもそも」が多く否定も多い。しかし、メディア事業部スポーツユニットにはそれがまったく無い。言い方ひとつで人のやる気が変わるので、非常に勉強になった。図書館で借りたが、自分の手元に残しておいてもいいと思える本と考える。

    • hoshiyan55さん
      難しい表現が少なく(w笑w)、とても読みやすい内容でした。だらだらと長い会議や、参画意識の薄い会議等での反省点として読みました。質問をする姿...
      難しい表現が少なく(w笑w)、とても読みやすい内容でした。だらだらと長い会議や、参画意識の薄い会議等での反省点として読みました。質問をする姿勢や質問する内容でこちらの意図を読まれてしまうことや、その質問のスキルの重要さが伝わり勉強になりました。
      2009/01/05
    • hoshiyan55さん
      コーチングというと管理者向けと想像するが、一担当者でも使える部分が多い。

      質問をする姿勢や内容で、こちらの本心が見透かされる可能性があ...
      コーチングというと管理者向けと想像するが、一担当者でも使える部分が多い。

      質問をする姿勢や内容で、こちらの本心が見透かされる可能性があるような。。。

      2009/01/05
  • coo
    まだ読んでいません。

  • 最近、私はチームのサブリーダーとして作業をする事になり、
    コミュニケーションを円滑に取るための参考になる本を探していました。<BR>
    コーチングに関する本は、最近、特に増えた感じがしますが、
    本書はその取っ掛かりとして良いと思います。
    <BR>
    その理由は、小難しいことは書かれておらず、内容も質問に限定しているので読み易く、
    また、本書に書かれていることを実践し易いからです。
    <BR>
    今は、本書の内容を参考にし、仕事に適用中です。
    効果は、まだ見えていませんが・・・。

  • これも古本屋にて購入。

    コーチングの本は、別に部下に対してのみ使えるコーチング術を学べるだけではなく、あらゆるビジネスシーン、夫婦、子供との会話に対しても大変有効とその応用範囲が無限大であるから読んでいてもおもしろい。もちろんコーチングの本に書いてある通りに実践すると必ずうまくことが運ぶとは限らないが、知らないよりは知っている方が、試さないより試してみた方がいいことは明らかだと思う。

    「なぜ」は原因や背景を探るためには必要な質問だけどあまり使わない方がよいということ(理由は本書にあり)、「なぜ」を「なに」に変えるとよいことなどは常に意識しておきたいものだ。しかしこの「なに」という質問も一歩間違えると相手を話しにくくさせてしまうので、柔らかな「なに」の質問にすることが望ましいでしょう。相手の負担を軽くして一緒に問題解決する気持ちを持ってもらうことが大切である。また、問題の指摘より提案をというのはよく言われることだが、多くの人はそうはなっていないのが現実である。

    チャンクダウンやチャンクアップという言葉は本書を読むまで知らなかった。ある程度は無意識にやっているかもしれないけど、アップダウンのレベルをコントロールできるようには至っていないかな。

    後半にはたくさんの会話例が良い例と悪い例付きで紹介されており、これは具体的なイメージができてすごく参考になりました。

    いつものことながら、1つでも多く実践できるかどうかが最も大きな問題なのだが、なかなか難しいです。

  • 05.12 読

  • ”すごいやり方”と”7つの習慣”の間ぐらいの本。
    いろいろなパターンごとに具体的な方法が記載されている。
    結局のところ、すごいやり方が手っ取り早いと思うが、読んで損はないと思う。

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