競争優位の戦略: いかに高業績を持続させるか

  • ダイヤモンド社
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (659ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478370193

感想・レビュー・書評

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  • 『競争優位の戦略』読了。★4.5(5点満点)
    https://www.amazon.co.jp/dp/4478370192

    中身が濃い上に、600ページ超。加えて文字も小さいです。
    ふぅ~。読みきった自分を褒めたい(^^)

    ポジショニング派の本の決定版。やはり、すごい。MBA生ならやはり読んでおくべきか。
    (結局卒業して3年もたってからしか読めませんでしたが、、、)
    読みやすさを目指していないらしいが、それにしても。。読みやすければ5点でした。
    多少習ったつもりのバリューチェーンでしたが、本来はかなり深いことがわかりました。

    すべてを網羅している感はすごいが、議論が緻密過ぎて、一般人がそのまままともに使うのはほぼ不可能。
    概念を理解するためと、実際戦略考えた時のチェックリスト・アイデアリストとして使うのが有効か?


    しかし、最近瞬間的にMBA時代以上に勉強しているな~。

  • 高いし、分厚いし、読みにくいし、買う必要はないですが、「バリューチェーン」という概念が書かれている本として覚えておきましょう。「バリューチェーン」については別の本で勉強しても良いでしょう。マイケル ポーターは「競争の戦略」とこれの2冊で充分だと思います。どちらも読みにくいので、そういう人向けには「競争戦略論(1)、(2)」という、この2冊をまとめたような本(まとめても2冊ですが)もありますので、ご参考まで。

  • 名著なのかもしれないが、現代の経営学からみたら限界のようなものを感じざるを得ない。
    バリューチェーンをベースに差別化を論じているあたりに無理があり、どうしても各論に流れてしまい、実践する立場からしたら有益な示唆が得られない。特に自社の強みをどう創出していくかがほとんど言及されていないというか、あらゆることがコスト削減のアプローチに流れてしまうので、読んでいて先が読めてしまって退屈になってくる。
    この本よりも、バーニーの企業戦略論やグロービスのMBA経営戦略あたりの方が良いと考えるがどうか。
    もしかしたらこの限界のようなものを感じることこそが、この本を読む意義なのかもしれない。初めて経営書を読むような人ならまた違うのかも。
    私は4章まで読んだが中断。バリューチェーン自体は有益な考え方なので、3章までなら読む意義はあるかもしれない。
    ちなみに同じ著者の競争の戦略のほうはあくまで斜め読みしたにすぎないが、現代にも通じる考え方があり通しで読む意義はあるかもしれない。

  • 『競争の戦略』とともに注目され、競争戦略論を確立したとされる著書。ビジネス界でも評価は高い。しかし、その反面で、短期的視点での戦い方やハウツーに終始しており、多くの批判点も指摘されているのも事実。

  • 少しづつだが半年かけて読み終えた。大著ではあるが、マーケティング戦略の立案と実行に不可欠にして十分な要素が漏れなく記載されており、冗長さを感じさせない。随所で『○○の検討に必要な事項は以下の3つである』とかさらっと書いているが、こういう断定ができるのは裏に膨大な研究事例を持っているからだろう。また初版から30年以上も経っているのにちっとも古さを感じさせないのも大したものだと思う。
    ところで会社の経営者でこれを読んで理解している人が何人いるだろうか?少なくとも我が社にはほとんどいなさそうだ。戦略に一貫性がなさすぎる。余程の経営センスがない限り、この程度の知識やそれに基づく見識を持ち合わせない人は会社の経営をすべきではないとつくづく思った。惰性と勘で上場会社を経営するのは害悪ですらある。

  • 「競争の戦略」ポーターさんのファンになってしまい、続けて購入し読んでみた。前著以上に難しいところも多かったが、あいかわらずの強い論理展開と自信満々な記述じが心地よく、豊富な事例が興味深く、飽きずに読み進めた。
    とくに、差別化の基本的な考え方、技術と競争優位などは、自分の環境とも関係していて、とくに興味深く読んだ。
    以下、印象に残った記述のごく一部。
    「基本的には競争優位のタイプは二つに絞ることができる。低コストか差別化である。」(戦略タイプ)
    「製品が買い手のために作り出す価値の、どの割合を誰が保持するのか、これを決めるのが業界構造である。」(業界構造の重要性)
    「窮地に立つのは、戦い方についての選択から逃げようとしたからである」(戦略の重要性)
    「買い手は、価値が現に存在しているとしても、それに気付かなかったらその価値にカネを払いはしない。」(価値シグナル)
    「複数セグメントを相手にする場合に、調整、妥協、非柔軟性コストがかかるということが、集中戦略の根拠となる」(集中戦略の根拠)
    「シナリオ分析の重要な役割は、特定のシナリオの実現が、いつはっきりするのかを決めることである」(業界シナリオと不確実性下の競争戦略)

  • これは、競争の戦略の分析項目の続きでです。

  • 経営学で学ぶには実務寄り。経営者・コンサル・経営企画室の人向き

  • ポーター氏が書いた経営理論の基本書。

    1985年発売と38年前になるので古さはあるが、結論に至るまでの論理展開は普遍。

    どう頭を使うのかを学ぶには今も良書。

    @BizHack1 #競争優位の戦略
    https://amzn.to/47bhvnY

    2023/08/19

  • 600ページを超える著書だけに読みあぐねていたが、結論読んでよかった。
    1985年の作品であり、企業の事例は古い。しかし、これからビジネスリテラシーとしての企業経営を学ぶ人にとっては必須の内容だと思う。

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