ブレークスルー思考 (ハーバード・ビジネス・レビュー・ブックス)
- ダイヤモンド社 (2001年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478373293
作品紹介・あらすじ
創造性やイノベーションは競争優位に欠かせない。しかしながら多くの組織では、そうした新しいものを生み出す発想力・着想力を、とらえどころのないマネジメント不可能な個人の資質と考えてしまっている。だが実際は、創造性を育てる、マネジメントするための方法は、たしかに存在する。それを紹介したのが本書である。
感想・レビュー・書評
-
【図書館で借りた】
第3章「『顧客の観察」から生まれるイノベーション」が参考になった。
(spark Innovation through Empathic Design (HBR,1997年11月-12月号) ドロシー・レオナルド、ジェフリーF,レイポート)
観察による設計「エンパシック・デザイン」(共感的な設計)は、観察することでユーザが意識していないニーズをつかむことができる。
人の感覚を問うための標準的なアンケートからは、新しい発見が得られにくい理由もよくわかる。それは仮説の検証にすぎない。
(メモ)エンパシック・デザインのプロセス→1.観察する 2. 情報を取り込む 3.考察・分析する 4.ブレーンストーミング 5.試作品を作る詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハーバード・ビジネス関係だけあって、豊富な事例がうれしいところ。
<特記事項>
・イノベーションの源泉:予期しないもの、調和しないもの、プロセス上のニーズ、産業と市場の構造変化、人口構成変化、認識の変化、新知識の獲得
・創造性は、専門知識、モチベーション、思考スキルから成り立つ。 -
出版社/著者からの内容紹介
競争優位のカギである創造性とイノベーション力はマネジメントができるのか。その考え方と方法を紹介。
目次
第1章 イノベーションと起業家精神
第2章 組織の創造性を伸ばすマネジメント
第3章 「顧客の観察」から生まれるイノベーション
第4章 映画監督に学ぶ創造集団のマネジメント
第5章 「解釈型」アプローチを経営に生かす
第6章 ケーススタディ・組織に創造性をどう根づかせるか