あたりまえのアダムス

  • ダイヤモンド社
3.63
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本棚登録 : 149
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (93ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478760840

作品紹介・あらすじ

『あたりまえのアダムス』がはじめて世に出たのは、1916年、アメリカで最も歴史の古い週刊誌、サタデー・イブニング・ポストに発表されたときでした。本になったのは同年の9月。本は、はじめから飛ぶような売れ行きでした。登場人物「あたりまえのアダムス」は、すぐに伝説的キャラクターになりました。ビジネスの会議や役員室でも話題になりました。企業のトップは次々に手紙を送ってよこし、アダムスは実在の人物かと問いました。そうであれば、ぜひ仕事を依頼したい、というのです。彼の「あたりまえ主義」は、時代を代表する実業人たちの考え方にも影響をおよぼしました。現代の読者には少し古くさい物語に見えるかもしれません。しかし、この素朴な物語に描かれているのは、いつどこに行っても変わらない、基本的な考え方です。

感想・レビュー・書評

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  • アイデアやビジネスの本質だけをズバリと突き続ける名著。本質的すぎて頭のかたすぎる状態では何も響かず何も得られないだろう。だが、そういう状態のときにこそ必要なのが本書。今までの考えに凝り固まり、行き詰まったとき、一度その考え方から完全に離れ、騙されたつもりで本書を手に取り読み進めれば、その頭の凝りから解放してくれるマッサージのような効果がこの本にはあるのではないかと思う。

  • あたりまえのことを選び出すには分析が、分析するにはとことん考え抜く必要がある。そこに近道はない。身が引き締まる思い。
    「問題は解決してしまえば単純だ」

    あたりまえのことを発見する5つの方法
    ①最も単純な方法は何か?
    ②逆転させたらどうなるか?
    ③人々の反応を調べられないか?
    ④誰も手をつけてない機会がないか?
    ⑤その状況に固有の特別なニーズは何か?

  • 2020年25冊目。満足度★★★★☆ 100ページに満たない薄い本である。しかし、中身は濃い。本書を読めば「あたりまえ」のことがいかに出来ていないか、はっとするだろう。

  • 1

  • 成功は、あたりまえのことを確実に行なうことから始まる。
    凡庸と思われたアダムスが教える非凡な生き方に学ぼう。

    ■あたりまえのことを発見する5つの方法
    1.最も単純な方法は何か?
    2.逆転させたらどうなるか?
    3.人々の反応を調べられないか?
    4.誰も手をつけていない機会がないか?
    5.その状況に固有の特別なニーズは何か?

    ■「あたりまえのアダムス」の基本行動

    1.現場へ足を運び、現物を五感でしっかり知ってみて
      時間をかけて充分に情報を集めます。

    2.分析して、充分に理解します。

    3.問題を見つけます。
     (あるいは、顧客価値にもとづいた価値を発見します。)

    4.その問題を解決する方法を、考えます。

    5.自分の手で解決案としてのプロトタイプを作成。
      もしくは、解決プランを提案。


    凡庸と見られた男が、エリートたちにできなかった仕事を次々に成し遂げて周囲を驚かせる。
    学歴も専門知識もない彼に、なぜそんなことができたのか? 
    米誌「サタデー・イブニング・ポスト」に掲載され、今も各国で読みつがれている伝説の物語。
    “平凡な”人びとに元気とヒントを与える、さわやかで痛快な短編。

  • 大切なことは「問題は解決してしまえば単純だ」(76p)ということ。いつも余計なことを考え、経験に頼っているから、解決できないみたいだ。もっとシンプルに考えてみよう。

  • 仕事で必要があってよんだ本。あぁビジネス系自己啓発本か・・・と期待していなかったのですが、小説形式が良いのか。シンプルな思考形態が良いのか、あるいは仕事の都合上の読み方が良かったのか、随分前向きにさせられた。気のせいかもしれないけれど、意外とシンプルなことが見えなくなってしまうんだな。

  • 新入社員の頃、よく「初めて見た人が分かる資料を作れ」と何度もどやされてきた。シンプルであることの重要性。心に留めておきたい。

  • 問題は
    「シンプル」であること。
    「あたりまえ」であること。
    これに気づくことがなかなか難しいなというのは、
    誰もが思うところではある。

    ただし「難しいな」に甘え、「シンプルで当たり前」な内容を見つけるという心構えを忘れてしまうというのは、防げることかと思われる。

    それを、この本を見るたびに思い出させてくれるような本。
    内容は難しくなく、シンプル。

  • 京井さんの著書「ロングエンゲージメント」で紹介されていたので読んでみた。大正時代に書かれた本なのに、古さを全く感じさせない内容。

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