経済・情報・生命の臨界ゆらぎ: 複雑系科学で近未来を読む

  • ダイヤモンド社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478830109

作品紹介・あらすじ

現代社会の複雑さに挑む!株式市場は臨界状態でゆらいでいる。車や情報の流れは、渋滞と非渋滞の境界のところで効率が最大となる。脈拍のゆらぎは健康の証。…経済・情報・生命に共通する法則性が見えてきた。

感想・レビュー・書評

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  • 本書は確か一度読んだ覚えがあります。

  • 複雑系の大御所、高安先生の著書。
    出版は2000年とけっこう古いのだが、サイエンスはぜんぜん通じる分野である。

    日常生活に潜むゆらぎの紹介や、複雑系科学、自己組織化ネットワーク、フラクタルなどの紹介があり、とてもためになる内容。

    特に様々な事例でのべき分布などはとても面白かったし、いろんな事例紹介はこれから学ぶ上でイメージしやすかった。

    最後のまとめの方では日本の画一的な教育はゆらぎを生まないとして警鐘を鳴らしているが、未だにこの問題は解決されていないのではないだろうか。先生の先見性を証明する内容だろう。

    現実にゆらぎが存在し、そのゆらぎの大きさ如何によって、様々な影響があるが、それとうまくつきあっていくことが重要であると感じた。

    ちょっと知識を入れたい場合には最適な書籍だろう。
    おすすめ。

    目次
    第1章 臨界ゆらぎとは何だろう
    第2章 ゆらぎから見る経済・情報・生命
    第3章 フラクタル分布
    第4章 複雑系科学の近未来
    第5章 これからの社会にとって大切なこと

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著者プロフィール

ソニーコンピュータサイエンス研

「2020年 『フラクタル科学 (新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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