赤ちゃんはスリッパの裏をなめても平気―あなたの周りの微生物がわかる本
- ダイヤモンド社 (2002年11月1日発売)
本棚登録 : 16人
感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478860380
作品紹介・あらすじ
食品から地球環境問題までカビ、細菌、ウイルス、原虫、キノコ…、が愛しくなる。
感想・レビュー・書評
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プロが一般向けに書いた微生物入門。素人向けに書かれているせいか興味のあるポイントまで到達せずに次の話題に移っていってしまう印象。「成人の表皮には1兆個、口の中には100億個の微生物が生息している」単なる事実なのだろうがこの個数を持って素人を脅かし(驚かせ)ながら書く書き方が散見されるが科学的でないので煽りは不要と感じる。豆知識としてはいいか。
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牛乳だとおなかをこわしちゃうのに、チーズだと大丈夫。
どうしてだろう?
そこには、乳酸菌がかかわっている。
チーズは熟成される間に、乳酸菌がもっている分解酵素の力で、ヒトにとってとても消化吸収しやすいかたちに変化する。
また、牛乳よりもラクトース(乳糖)が少なくなっており、ラクターゼ(乳糖の分解をする酵素の分泌が少ない人(※)の体の中でも、処理しやすい。
というわけで、牛乳はおなかがごろごろする人でも、チーズは大丈夫だったりするそうだ。
…こんな感じの、
日常的で、へー、そうなんだーというようなことがたくさん載っている本。
こばなしがたくさんなので、興味のあるところから読んで、
ふーんと思うだけで、微生物の知識がちょっと増える楽しい本です。
※ 日本人成人男性は、比較的ラクターゼが少なめ…と生理学で習いました。
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