内部告発者

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478930533

感想・レビュー・書評

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  • 第一回ダイヤモンド経済小説大賞受賞作品。ある経済誌がすっぱ抜いた記事により、40年間務め上げ副社長とまでなった損保会社から訴えられる事態に。かつての保険会社の実態が垣間見える箇所もあり興味を引くが、登場人物やストーリーが少しあっさりしている。

  • 思っていたより重い内容

  • ブックオフで1$にて購入。株価を下落させ、外資系企業による買収を容易にするために、外部に対して内部告発を行う広山。そのリークの疑惑を持たれ、窮地に追い込まれる元副社長。老害として君臨する会長も含め、ひと昔前の日系企業の典型であり(外資の脅威も認識していない)、面白い。

  • 平成26年11月

  • 保険会社の仕組みはほとんど理解できなかったけど、世の中のどの業界も裏空間はほんとに似たり寄ったりなんだな。それにしても登場する女性、貧困で悲しい。

  • 【内部告発者】 滝沢隆一郎

    2003年、五大グループへの再編を終えた損保業界。中堅の渋谷火災(略称シブカジ)を揺るがす事件が起こった。同社の内部資料を入手した経済誌が、不正融資を暴露したのだ。雑誌には、同社が子会社を通じ、闇金融にも資金を融資する卸し専門のファイナンス会社への資金提供をしていることが暴露されていた。記事を証拠づける資料として、最高経営会議議事録のコピーと思われる写真まで掲載されていた。社内中枢部からの内部告発は明らかだった。法王と畏怖される渋谷火災会長•藤田想太郎は、前副社長の仲田希一が内部告発したに違いないと、損害賠償請求を起こす。仲田は潔白を主張し、若い弁護士羽根田潤とともに渋谷火災との闘いに挑んだ。
    (単行本見開きより)



    ダイヤモンド経済大賞受賞作という表紙の書き出しに惹かれて借りてきました。すらすらと読めたので、それなりに面白くはあったのですが、少し物足りなさも感じました。結局最後は和解という形で裁判は幕を閉じます。どちらかというと「空飛ぶタイヤ」のように一個人や弱小企業が大企業を相手に完勝するような終り方の方が読んでいてスカっとします。。

  • 前半部分は今後の展開が楽しみ。と思わせたが、後半はあっという間に終わってしまって、はらはらさせる展開が無く残念。

  • 若手弁護士が損保元副社長の弁護を担当。ジャーナリストの温情で会社が危機に陥り最後は和解が成立。まあまあ

  • ちょっと奥が浅いな。見終わった後の爽快感もないし。これで大賞?

  • 渋谷火災の最高経営会議の議事録が流出し,「法皇」藤田会長の
    専横ぶりが経済誌で暴露される。
    元副社長の仲田は情報をもらしたと疑われ,会社から訴えられる。

    読みやすく,内部告発の是非についてバランスがとれていて
    勉強にはなるが,その分あまり後味はすっきりしない。

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