40歳からでも遅くない!

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 65
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479012047

感想・レビュー・書評

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  • 40代になるとさまざまなものが変わってくるのだとこの本を読んで感じました。僕もこの年代に向かってそろそろ準備を始めなくてはと思っています。

    40歳といえばまだまだ遠い世界の話だなぁなどとと思っているとあっという間にその年代になってしまいそうです。この本にはつまらないオヤジにならないために、ということで仕事に始まって遊びや家庭でのふるまいかたや勉強などの多岐にわたって、作者の考えが記されたビジネス本でもあり、またエッセイのようである。そんな読後感を持っていました。

    僕が読んでいて、これはと思ったところが現在の労働市場が作者の言うところの「オーディション時代」となっていて、40歳になっても、「自分の本当の市場価値」というものを把握して、スキルを磨いていったり、今できる能力の棚卸をしたりそうしなければ生き残っていけない、というのはまことに持って、よくわかる話しだなぁ、と感じずにはいられませんでした。

    今、僕はまだその年ではありませんが、僕が40代になったときには現在の日本はもっともっと経済的にダウンサイジングしていくという考えが僕の中にはあって、自分の人生の折り返し地点に立ったとき、自分はいったいどうなっていたいのか?そんなことを強く考えさせられました。

    ほかにも、自分個人と会社とサシで交渉力をもてるようになれ、ですとか、相手の時間をムダにさせない、など。これからを生きていくのにたとえ40代の人間じゃなくても読んで価値のあることが散見されていて、ぜひ、一読をされてみてはいかがですかと、おもいます。自分が40代になるにはあと少しの時間が残されていますが、その間にできることはやっていこうと思います。

著者プロフィール

1950年神奈川県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、文化放送にアナウンサーとして入社。
1992年からフリー。テレビ、ラジオの司会を中心に活躍する。その一方、49歳で東京成徳大学大学院心理学研究科に入学、51歳で心理学修士号を取得。シニア産業カウンセラー、認定カウンセラー、健康心理士の資格を持ち、カウンセラーとしても活動している。
東京成徳大学客員教授、日本語検定審議委員も務める。主な著書に『口のきき方』『すべらない敬語』 (以上、新潮新書)、『心を動かす「伝え方」また会いたくなる「話し方」』(講談社+α文庫)、『敬語力の基本』(日本実業出版社)、『おとなの雑談力』(PHP文庫)など多数。

「2020年 『イラッとさせない話し方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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