名画は嘘をつく (ビジュアルだいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 963
感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479305101

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに興味を惹かれて勝ったが、ちょっと内容が違った。嘘をつくというよりも、時代背景とともに事実を解説するという本。
    ムンクの叫びは、叫んでなかったんですね。

  • 絵画が好きなので楽しく読めた。でも、もう少し、掘り下げて書いてほしいなあ、とも思う。

  • 絵画鑑賞は教養らしいが、なかなか難しいです。美術館でも 気楽に模写や写真が撮れ気楽に鑑賞できる欧米のようになればいいかも。

  • 木村泰司さんの本を読み漁り中。
    一貫した「美術は感性でみるものではなく、読むもの」という主張も潔いです。
    1絵画1解説スタイルで分かりやすい。

    「メデューズ号の筏」や「マルガリータ王女」は、社会問題や時代背景も調べつつ。

  • 勉強になります。見た事がある絵が、意外にたくさん開設されていて、そういう意味でも、非常にためになりました。

  • クールベ「世界の起源」
    ブリューゲルの描く丸々とした農民はうそ。彼は金持ち。
    ミレーは農民だけを描いたわけではない「落穂ひろい」は、わざと穂を貧困層のために残していった。

  • 嘘というか、名画にまつわる誤解を解説している本。
    普段絵画の鑑賞とかしないから、有名な絵がたくさん載っているだけで充分愉しめました。
    このタイトルだと、それなりに有名な絵を集めないと読者もつきませんしね。(^^;
    もう少し、意図的に誤解させているようなエピソードがあれば良かったかなぁと思いました。
    やっぱり、タイトルの「嘘」っていうのに少しは期待がありましたし。

  • 「レンブラントの『夜警』は実は夜警を描いたものではない」という驚愕の事実も、わりと有名な「ナポレオンの肖像がだいぶ『盛ってる』」ことも、美術史を学ぶとっかかりになる。絵画の持つ役割の変遷を知れば、嘘というか誰かの意図や主観が入り込むのは当然のこと。

  • 夜警は昼のシーンとか、中世ヨーロッパは正面から見た肖像は聖なる人だけに許されていたとか、なんやかやの知識満載で、とても面白い。

    一点気になるのは、シシィの評価が厳しすぎないか?てこと。
    「実際の写真を見ると肖像画ほどではない」
    としてしゃくれだの団子鼻などいっとるが、いやいや、美人じゃーん!著者、どんなけメイクイやねん。

  • 単純な賛美ではなく、見栄や拘りや執着やミーハー心が読み取れる、広く言えば嘘。
    肖像画の嘘などは世間が透けて見えるが、
    ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの受胎告知は清々しくて素敵だ。

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著者プロフィール

1966年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校卒業。専攻は西洋美術史。ロンドン・サザビーズ美術教養講座にてWorks of Art修了。講演、セミナーなど開催多数。著書に、『名画の言い分』(ちくま文庫)、『世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」』(ダイヤモンド社)、『名画は?をつく』シリーズ(ビジュアルだいわ文庫)などがある。

「2019年 『カラー新書 ゴッホとゴーギャン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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