- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479306702
感想・レビュー・書評
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103の西洋絵画を取り上げていて、それぞれ鑑賞するのに役に立つ観点を教えてくれる。①タイトルの誤解②モデルのトリック③景観の秘密④描写の嘘⑤「盛った」演出⑥時空を超えた背景⑦画家の本意⑧ありえない設定⑨家族たちの偽り⑩神々の謎ーの10章からなり、ちゃんとカラー絵がある。なかなか面白い観点なので、読みたくなるでしょ。へえ、こういう見方があるのかと思うこと間違いなし。だいたいが、西洋絵画にただ見たものを描いただけなんていう素直なものなんかないからね。この本で取り上げた絵画と同傾向の絵画でも同じようなことが言えるんじゃないかと美術館で確かめたくなる。
この本の不満は、もうちょっとそれぞれの絵の情報が欲しいということだ。私が割とよく知っている絵画で「もっと詳しければ、絵の秘密がもっと味わえるのに」というのがあったからだ。103も取り上げていれば仕方がないか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館でなんとなく借りてみました!
名画は見るものではなく読むものとのことでしたが、確かに!となりました。
あんまり知識がなくても読めると思いますが、私自身世界史がめっちゃ苦手で全然覚えてなかったので、宗教観や当時の政治情勢など背景をある程度把握した方がもっと色々発見があると思います! -
どこを開いてもどこからでも読めて楽しめる。
要点が書いてあるので、知識があまりなくても理解し易い。
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ボッティチェリ「春」
モネ「印象、日の出」
ゴッホ「ルーラン夫人 ゆりかごを揺らす女」
モネ「庭の女たち」
モネ「日傘の女」
ゴヤ「裸のマハ」「着衣のマハ」
ジョン・エヴァレット・ミレー「オフィーリア」
ベルト・モリゾ「ゆりかご」
など、3冊目も、知ってる絵、中には見た絵があって、楽しめました。
このシリーズも、きっとこれで終わりなんでしょう。 -
いやぁ、勉強になります。この知識をもって、美術館に行くと、絵画を見る目が変わりますね。
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実は間違ってるんだけどなぁ
というのが 分かっても
やはり 名画は名画
間違えさえも 素敵に見えてくるから
不思議ですね