無神経な人に傷つけられない88の方法 ~「心の感度」の高い人ほど人間関係に悩む~
- 大和書房 (2009年8月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479771487
感想・レビュー・書評
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無神経な人、いますよね。
こちらが説明しても、理解させられそうにないし、立ち向かっても‥
解決する方法はないのか??
という疑問を抱えているときに、目についた本で、図書館で借りました。
傷つきやすい人とは、心の感度が高い人。
無神経な人の気持ちや立場まで推し量ってしまい、さらに苦しみから抜け出しにくくなるという。
互いに誤解しやすいのは、人は自分が出来ることは他の人も簡単に出来るはずと勘違いしているから。
理解してもらえないのは、自分を嫌っているからとか、思うように動いてくれないのは、やる気がないためだ、とか思ってしまう。
実は、やらないのではなく、出来ない、相手にはそういう能力がないのだと。
このへんの指摘は参考になりました。
え~っと、‥では解決できないってことでしょうか?
こういう現象が起きていることを理解する、誰かにわかってもらうだけでも苦しみは減るとか。
人に文句をつけられたときにも、それぞれ感じ方やこだわりは違うから、その人は気になるのだと理解を示せば、相手の態度も和らぐと。
キャッチーなタイトルの割りに、「方法」という書き方にほとんどなっていないのが難。
幼い頃のトラウマにこだわりすぎている印象も。
一時は社会心理学的エッセイで有名な人だったそうで‥心理学者かと思ったら、生物物理化学専攻なんですね。
しかもこの作者、相談した人に訴えられ、逮捕されていました。
執行猶予付きとはいえ有罪判決が出ています。
たまげた‥詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かなり重宝している
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自分は基本的に作品と作者を切り離して考える人なので、この内容だけ見てみる。
確かに、面白い。興味深い。そして、自分が思っていたもやもや感と合致する部分が多いし、納得する・できる部分が多い。
この手の本は賛否両論あるのが普通。これと比較するのはおかしいが、精神科の治療などでもどれが正しいとかどれが悪いとかほんとに評価はさまざま。結局はその人、患者にふさわしいものを選択するのが一番正しい。と思うのだが。
この本は、その選択肢の中に十分入る資格があると思う。