- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479772316
作品紹介・あらすじ
インスタでダイエットをテーマにフォロワー12万人までいった女子大生インフルエンサー。
大学時代に始めたひとり出版社「ブルーモーメント」の代表が、
ダイエットや承認要求に追い詰められ、自分を見失いかけた女性を描くコミック+エッセイ
感想・レビュー・書評
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すごく共感し、ダイエットをやめた自分を肯定する助けとなりました。この本を出してくれて本当に感謝です。
コロナ太りなのかストレスで10キロ増え、痩身エステに何十万も払って通って、○○キロ切るまで服を買わない!と決め込んで、達成してもまだ太ってる気がして、もう○キロ痩せるまで服買わない!と再設定し…ということを繰り返しているうちに、最近まで服を買えなくなってしまっていました。
でも、心はすり減るばかりで、自分を見ると醜いとしか思えなくなってしまっていたのですが、最近やっと、少しずつ自分と向き合えるようになってきました。ひとりじゃないと思え、安心しました。
ダイエットは大成功とまでは行かなかったけれど、これからは自分を愛することと両立してできるものを選びたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人はどうして沼にハマってしまうのかしら? 楽しい沼ならいくらでも浸ればいい。でも苦しいのに“それは頑張ってる証拠”と錯覚しているとしたら? 最高の幸せは心身共に健全であること。笑って生きよう(^^)/
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日本の痩身信仰に警告している。過食は自分の心の崩壊を防ぐために必要だったという言葉に著者の優しさを感じました。
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いろんな体型の人についての話かと思ったが、主にダイエットとその弊害についての話だった。
本当に、人をダイエットの沼に落とすのはほんの些細なひと言で、それが悪意を持っていてもいなくても「痩せなきゃ」という呪いがかかってしまう。
著者はインフルエンサーになったり慶應義塾卒だったりで、能力とバイタリティがあるから余計に激しくダイエットにものめりこめたのだと思うが、誰だって少しはこの呪いにかかって苦しんでいるところはあるだろう。
痩せている方が見た目は良いかもしれないけど、自分の体験からしても痩せ過ぎていた学生時代よりも今の方が体調が良く生理痛もマシになった。
若い人に健康を損なうことの危険性をいくら説いてもきれいでいる方を選んでしまうだろうけど、ダイエットを始める前に一度はこういう本を読んで自分の目的を確認してもらえたらいいなぁ。 -
ターゲットはもう少し若い世代かなと思いつつ気になっていたので。 エッセイ形式ですぐ読めた。
私も幼い頃からぽっちゃり体型がコンプレックスで、 食や体型に異常に執着して、摂食障害なりかけ (なってた?)の 時期もあったから、筆者のダイエット中の葛藤にとても共感した。
ご飯食べた後 「美味しかった」 じゃなく 「食べちゃった」 になる の 悲しみでしかないのがわかるから、読んでて泣きそうでした。
私も未だに食欲や気持ちをコントロールできないときもあるし、 体型のコンプレックスは一瞬たりとも消えたことはないけど、 健康に関する知識をたくさん勉強して、 やっとその痩身強迫観念か ら脱することができそうな気がしている。
今は昔と違って、SNSで細くて華奢な女の子をすぐに見ることがで きてしまうから、今の子のほうが大変だなぁと心配になる。 アジアではなかなかボディポジティブの考えが広まらないね。 -
すごく辛かったのだろうなと思います。
今、幸せでいて欲しいです。
でも、共感はしませんでした。 -
【本学OPACへのリンク☟】
https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/704092 -
この本の主人公とほぼ同じ状況に10〜20代になってました。今思えば低血糖で頭痛がしていたり、風邪をひきやすかったりしていたのもストレスと極端な食事制限のせいだったと思います。
30代で初めて受けた人間ドッグで医師に怒られ、そこでようやく気づくことができました。
今では運動も適度に行い、BMIも上がり、年齢のせいもあると思うけど昔に比べたらお腹周りはだいぶふくよかになりました。(笑)
でも食べる事の楽しさ、自分の体に耳を傾ける大切さに気がついたり、何より生理周期が落ち着いたりバテにくくなったのは本当に良かったと思っています。
最中は本人は気が付かないもの。こういう本を何気なく読んで自分の状況や気持ちに気がつく人も多いんじゃないかな?是非若い人に読んでもらいたいです✨
個人的に思ったのは、お付き合いされている彼が優しい!
私だったらこうはできないかも〜と思いながら読んでいました。
素敵な彼とお付き合いされている筆者の方も、とても素敵な方なんだろうと思いました。 -
女性であれば、永遠のテーマといっても良いダイエットですが、過剰に食事制限をして心までネガティブな方向に進んでしまい、そこから周囲のサポートで戻って来た著者さん。カロリーや糖質、脂質などの食品表示に縛られ、食事が楽しくなくなってしまう、心に余裕がなくなり周囲の人に対してもピリピリしてしまう状況は健康ではない。BMIで健康とされる値でそれ以上にならなければいいかなと思っている自分としてはこのような思考になってしまう人もいるのだという衝撃でした。食事が楽しめ無くなったら、戻ってこないとダメだなということですね。