子どもの「いや」に困ったとき読む本 どうやってしつければいいの?

  • 大和書房 (2016年8月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784479783589

みんなの感想まとめ

子どもの「いや」という感情の根源を脳の発達に結びつけて解説し、親がどのように対処すべきかを具体的に示した内容です。著者は、いやいや期における子どもの感情を受け入れつつ、しつけの枠組みを守る重要性を強調...

感想・レビュー・書評

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  • まず子どもの「いや」はなぜ起こるのかを、脳の発達に紐づけて解説し、いやいやへの対処法を指南する内容。

    赤ちゃんは言葉を話せない状態で生まれてくる。つまり脳の(辺縁系と脳幹部=「いやいや脳」)という、命を守るための原始的な機能を有する部位のみを駆動して生きながらえる。そして20年の時をかけて、(皮質=「おりこう脳」)という認知や言語を司る理性的な脳の部位を成長させる。

    がまんする力というのは、このいやいや脳とおりこう脳が葛藤して折り合いをつけられるようになる力を指す。
    がまんする力の健全な発達のためには、いやいや脳の衝動を承認して安全安心に収めるということ、子どもの感情や身体感覚に共感して感情の社会化を促すこと、子どもの命と健康を守るために「枠組み」を示ししつけをすることが親の役割として重要だということが書いてあった。

    とにかく大変だと言われるいやいや期だけれども、健全な発達をサポートするために親の覚悟とゆとりを持った関わりが大事であることを認識し、とても気が引き締まった。

    基本的に良書だと思うが、「子どもは母から生まれたので「ママがいい」と言うんです!」というパートが急に非科学的なにおいがしてガッカリ。
    というのは我が家は思い切りパパっ子。父の育児参画度合いが上がった現代、パパっ子は少数派かもしれないが、ある程度存在する印象。「母から生まれたのにも関わらずママっ子じゃないのは母失格なのか」と思わせないでほしい。個人的には子どもと関わる時間の長さと単純に相関している気がする。(我が家はバトンタッチ育休で愛着形成期の0歳代後半の主たる養育者はパパ、その頃パパっ子になった。かつ第二子妊娠中の悪阻期にパパが主に育児を担ったらパパっ子がさらに加速。母が出産したかどうかはもはやあまり関係ない感触…)

  • いやいや脳は生きるための本能が司っている。
    そこからくる子供の「イヤ」を受け止めることが大切。

    しつけの枠組みは守る。
    ex)→お菓子を買ってほしくて泣き喚く子供に「泣いても買わないよ!」と叱って、泣き止まずに親が諦めて買ってしまう。これが良くない。
    お菓子を欲しい気持ち、泣き喚きたい気持ちをまずは受け止めて「お菓子美味しいもんね。食べたいよね。」等、声をかける。抱きしめる。しかし、枠組みは守るのでお菓子は買わない。

    これが信頼関係を育む。

    うろ覚えの感想。。。

    「気持ちは受け止め、しつけの枠組みは守る。」これは絶対覚えといて、実践している。

    なかなか難しいときもあるが、効果はある。子供が声に出して、「したいけど、我慢しなきゃ。」「危ないから、やっちゃダメだね」と自分で言い聞かせるようになった。

    親としても、叱らないように言葉を選んでる間に怒りの気持ちが鎮んでいく感覚がある。

    気持ちに余裕を持ちましょう❤️みたいなふんわりした言葉ばかり並べた抽象的な育児本より、具体的で事例満載で、実践しやすかった。良書。ありがとう。

  • 図書館で借りて、買い直した。ついでに著者の他の本も買ったけれど、一番読んでよかった育児書だと思っている。子どもとも自分とも向き合えた。
    嫌な気持ちをおさえこまずに、社会化する(名前をつける)という考えについて、その重要性がよくわかった。共感すること・抱きしめることで安心し、おさめられることを学ぶから、安全に嫌な気持ちをもてる(コントロールできる)ようになる。目から鱗!たしかに自分がそうされた記憶はほとんどない。だから、嫌な気持ちは抱いちゃいけないと思っていた。だから子どもに対しても、一刻も早く泣き止ませないといけないと思っていた。でも、そうじゃないことを知れてよかった。本当に良かった!時々読み返したい。

  • 相談事例がたくさんあり、アドバイスも具体的。そして、他の方の事例だと、こうすればいいのにとか、親の要望は無理なのではと思えるという発見があった。自分が直面する問題も客観視できれば、案外たいしたことのない悩みだったり、事態を改善させるための行動は見えてくるのかもしれない。

  • イヤイヤ期目前の子どもがいるので、参考になればと。

    心持ちが楽になりそうです。
    イヤイヤの行動は、場合によっては許可できなくても、
    気持ちは受け止めて、嫌なんだね、怒ってるんだねと
    言葉でも表現してやっていこうと思いました。

    ただ、嬉しい、楽しいとかのボキャブラリー?、
    語彙力も多くは無いのですが、
    それに輪をかけてマイナス方向の感情に
    上手く当てはまる言葉がでてこないかも…。
    親も感情を言葉にする力が必要だなと思いました。

    今からイヤイヤ期本番、たまに読み返しながら
    旦那とも情報共有をしつつ、乗りきりたいです。

  • なるほど…というところがたくさんあった。
    わかってはいるけど、咄嗟にはできないのよね…というところもあった。
    怒ったり、泣いたり、言うことを聞いてくれなかったり…思い通りにならないから、子育てはおもしろいし、やめられない!
    子どもをどのように受け止めていくか、大人として、人として、試されるなぁ。
    だからといって、気負わずにやりとりしていきたい。

  • 素晴らしい本に出会えて救われた気分である。私にとっての育児のバイブルは長らく「子どもへのまなざし(佐々木正美著)」だったが、我が子が2歳を迎え、それだけではカバーしきれない領域に入ってきた。保育園への登園拒否や何をするのもイヤと主張するイヤイヤ期が始まり、対処に迷っていたときに保育のプロにこの本を紹介された。
    我が子のイヤイヤに波はあるが、本人の気持ちを受け止めるように心がけたところ、瞬く間にイヤイヤのレベルが下がっていった。この本に出会わずに、そのまま育児をしていたらと思うとぞっとする。

  • イヤイヤ期の対応について、納得しながら学ぶことが出来ました。

    子どもは本能的に感じていることを表現しているので、それを否定せず認めて、安心している状態を作ってあげることが大切。

    子どもはまだ身体感覚とことばがちゃんと繋がっていないので、子どもの身体感覚を汲み取って対応する。

    しつけは、恐怖でコントロールするのではなく、自ら律する力を年齢相応の発達の中でつけること。

    こうしたい!の気持ちが安全や健康の面から叶えられない時、安全に泣くことが許され、イライラや残念な気持ちをママやパパに優しく承認されていると、次第に調整できるようになる。

  • ちゃんと子どもを育てるためには…に焦点を向けて書かれている本。

    Q&Aの質問者さんの内容はどれもリアルの声が数多くありそうな内容で良いのだけれど、
    それに対するアンサーが、基本著者の方のプロセスに当てはめて紹介されているが、質問者さんの困りごとの解決には繋がっていないような気がするものが多いなぁと感じました。

    なので、個人的には⭐️2.5って感じでした。

  • しつけについて分かりやすく言語化されていて、腑に落ちたり参考になったりする部分がたくさんあった。

    とにかくまずは共感。
    余裕や最終手段をちゃんと準備しておくことが親にできることだと思った。

  • 子どもの脳の機能(いやいや脳とおりこう脳)に着目し、乳幼児期に育てたい感情コントロールの力の基礎に焦点を当てて、Q&A形式で具体的な場面での対応を示す育児アドバイス本。
    いやいや脳とおりこう脳という視点や、本書で示されるしつけのプロセスは、イヤイヤ期の子育て真っただ中の自分にとってとても参考になった。
    自分は父親の立場なのだが、ちょっと母親偏重な内容かなとは思った。

  • 子供は生存本能として「イヤ」を発している、それがいやいや脳。
    もう一方で成長につれて、おりこう脳が出来ていくと、イヤをコントロールできるようになる。
    生存本能に必要なイヤを、無理に封じて、大人の都合でコントロール我慢させると別の箇所に歪みがでる。

    イヤを封じ込めず、「〇〇できなくてイヤだね〜」と気持ちを代弁してあげて、理解の姿勢を取ること。
    また、イヤの裏側にある生存本能に着目し、安心・安全を与える(受け入れてバグなどをする)ことで、イヤイヤは治まるというお話。
    そりゃ生存本能でイヤイヤしているんだから、安心を与えたら治まるよね〜、いい内容です。

  • こどものイヤに対して動物的欲求は認めたうえで、人間的欲求に従わせるということ
    イヤというのは本能だからそういう動物的欲求、たとえばお菓子食べたいとか遊びたいとかそういう気持ちがあることは認めて受け止めてあげたうえで、でもそれは今じゃない、これをやったあとならいいよ、とか時間になったらいいよ、と人間的なルールを教え納得させることが大事

  • 具体的なメソッドが書かれていて読みやすい。どんな状況においても、「枠」は変えないことが肝心である、と勉強になった。そうはいえ子育ては紆余曲折。メソッドは何かあったときに寄りかかるお守りのように。ギリギリの時に読むと自信を失いそうなので、自分に余裕のある時に読めてよかった。

  • 妊娠中から読みたい

  • イヤイヤ期、しつけの対応がわかりやすく書かれている。ケーススタディもある。イヤイヤ期のしつけの教科書。

  • 対応が具体的かつ納得性ある

  • まさに子どもがイヤイヤ期!子どものイヤイヤに対する見方が変わり、それだけで少し余裕ができます。家族にも読んでもらえると、なお良さそうです。

  • 2,3歳くらいのイヤイヤ期の子供について書かれた本。
    我が子は4歳を過ぎているのでもっと早く読めば良かったと後悔しています。でもとても参考になりました。

    子供がぐずったら、①子供の命に関わることと②社会的に大切なことを見極めてしつけをする(親の都合ではない事がポイント)
    しつけの仕方はまず、ぐずる子供に寄り添う事。そしてルールの枠組みを説明する。子供がぐずっても寄り添いながらルールを説明するを繰り返す。

    やってみたら、我が子はすんなりとぐするのをやめた訳ではないのだけれども効果はありました。

    とにかく子供の気持ちに寄り添うことが大切みたいです。子供にしっかりいやいや脳を機能させて発散させてあげることが、理性を司るおりこう脳を発達させるみたいです。

  • 理解できても実行出来ないことが多々あるので、定期的に再読する

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著者プロフィール

2021年4月より「大河原美以心理療法研究室」室長(https://mii-sensei.com)。臨床心理士・公認心理師、博士(教育学)。1982年東北大学文学部哲学科卒業。児童福祉施設の児童指導員として勤務ののち、1993年筑波大学大学院修士課程教育研究科修了。精神科思春期外来、教育センターなどの非常勤相談員を経て、1997年より東京学芸大学助教授、2007年より2021年3月まで教授。専門は、親子の心理療法・家族療法。
著書に『怒りをコントロールできない子の理解と援助―教師と親のかかわり』(金子書房、2004年)、『ちゃんと泣ける子に育てよう―親には子どもの感情を育てる義務がある』(河出書房新社、2006年)、『子どもたちの感情を育てる教師のかかわり―見えない「いじめ」とある教室の物語』(明治図書、2007年)、『子どもの「いや」に困ったとき読む本』(大和書房、2016年)、『子どもの感情コントロールと心理臨床』(日本評論社、2015年)『子育てに苦しむ母との心理臨床―EMDR療法による複雑性トラウマからの解放』(同、2019年)などがある。

「2021年 『いやな気持ちは大事な気持ち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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