大人に必要な「読解力」がきちんと身につく 読みトレ

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479796664

感想・レビュー・書評

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  • このサイトを利用しているのは読書好きですよね
    またこの本を読んで感想が書ける人も
    読解力に困ったことなどないでしょう

    私もそうだと思っていたのですが
    話しことばを要約して相手に伝える勉強をしている時
    あらためて話の趣旨を正しく要約して伝えることの
    難しさを知るとともに
    「読解力」は今からでも伸ばすことが出来るのか
    という思いで読み進めました

    結果として
    ここに書かれてあることはほぼ自然に
    身についていたことではあったものの
    さらに要約技術を高めるために必要なことは
    第5章から書かれてあり
    実践する価値のあるものはいくつもありました

    筆者は「文章を読めない人が増えているのではないか」
    という危惧感からこの本を書かれたそうですが
    そういう意味では
    柔らかい頭を持っている若いうちに読むと
    良いかもしれません

    練習問題がついているので
    それを丁寧に解いてみて
    最後まで読んだらもう一度最初から
    読んでみると理解が深まるかも

    またSNSでなぜ炎上が起こるのかという問題を
    読解力と結びつけて書かれてあったのは
    興味深かったです

    ただ自分で自分の読解力のなさを
    理解している人は少ないと思います
    でもそのために仕事やチャンスを失っているかもしれない
    と示唆されているので
    たとえば親が子どもに教えてあげるための
    ガイドブックとして使うことも出来るかも

  • 読解力の重要性やその鍛え方が書かれた本。本書は所々に練習問題があるため、読解力を鍛えるポイントを知識として押さえるだけでなく、実践して身につけることができるようになっている。重厚な問題集や参考書といった性質ではなく読みやすいため、気軽に手に取って欲しい一冊である。

  • 文章の読解力を身につけるための解説と練習問題を載せた本。説明が丁寧でわかりやすく、こまめに練習問題が入ってくるので読解力向上に役立つ。ただ、中学か高校の国語の教科書を読んでる感じがしたので、大人だけでなく、中高生がこの本を読めば試験対策はもちろん、将来に向けてのリテラシー向上に役立つような気がした。

  • 大人になってからの読解力の必要性と鍛え方。
    話題と結論
    図解、表、絵に
    5w1h

    「逆は必ずしも真ならず」A→B?
    命題:私は人間だ
    逆:人間は私である
    裏:私でなければ人間でない
    対偶:人間でなければ私でない

  • 職種が変わり、ビジネスメールや書類に触れ読解力を付けたいと思いこの本を手に取りました。

    基本的なことが記載されていましたが、自分が出来ていないことことが多かったです。
    長期的に文章にふれ、本書に書かれていたことを参考に自身の「読解力」をつけていきたいと思いました。

    ーーー

    5W1Hを意識し、文章を読み解いていくこと。
    わからない語彙はなんとなくで読み飛ばさず、調べ知識として蓄えること。

  • ●読解力だけでなく会話力の向上にも繋がる

  • 今はどうか分からないが、小中学校でこのようなことを習ったのを思い出した。
    要は読解する力とまとめる力が重要ということ。「読み取れ」と「トレーニング」

  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001134531

  • 著者は東大を主席で卒業した方で、現在は塾の講師として働いているそうです。高校時代からかなりの量の本を読んでおり、読解力を伸ばすには「質より量」と仰っていました。

    内容は、本を読むにあたって内容を理解するコツや読解力の鍛え方。接続後に注意、5W1Hを意識、文書を図解できるようにする…など、受験勉強の時言われたなぁと思い出しました。

    本や文章を読んだ時、内容をまとめることで読解力が鍛えられるとのこと。積極的にブクログに投稿していきたいです。

  • 文章を読めないまま大人になると→何度も同じ質問し鬱陶しがられる・長時間の残業・他人はマニュアルだけで理解できるが自分は何をしたら良いか分からない・思い込みから感情的に文章を理解

    文章を読む→あくまで相手の土俵で 自分の主観を入れない事
    書き手の意見自体に反論するのではなく,書き手が説明に用いた具体例の細かなミスに文句を言う人がいる。→本筋を理解し,建設的な議論をすること

    要点発見トレーニング
    ①まとめ。例えば,具体例。 具体例。このように,まとめ。→まとめ。
    ②○○だけでなく××→××が要点
    ③本題の前の導入部分+本題 →本題
    ④前置き+本題+余談 →本題

    接続後 ①順接,②逆接,③並列(および,また,ならびに,かつ),④添加(その上,しかも,さらに,そして),⑤対比(逆に,一方),⑥選択(または,それとも),⑦説明・補足(なぜなら,なお,前の事柄に後ろから説明を付け加える),⑧換言(つまり,要するに),⑨転換(さて,ところで)

    譲歩の接続後 たしかに君の言うことは分かる。しかし,もう企画は動き出している。

    比較すると物事の特徴が見えやすくなる→二項対立

    5W1H When Where Who What Why How

    贅言(ゼイゲン・本来言わなくてもいい事)消去→相手を侮辱したり挑発したりするための部分を取り除き,本題の部分だけに注目すること
    情報獲得や議論の効率化,無用なストレスを避ける ×炎上マーケティング

    多くの文章は,事実と意見の組み合わせ→事実と意見を区別する

    全てが書き手の個人的意見,主張だらけの文章→年配者のお説教,井戸端会議,居酒屋談義のよう→軽く読み流すべき

    常識を疑え 筆者1985年生まれバレンタインデー(女子から男子へチョコ)→塾で教えている中高生 女友達同士でチョコを贈り合う行事
    芸人「結局,どこに投票したら良いんですか?池上さんのおススメ政党に入れます」→池上さん激怒

    分からない単語を飛ばして読むクセをやめる

    〇〇では
    ヨーロッパ諸国では大学教育が無償だ。だから日本も無償にすべきだ。→大学の歴史,位置付けが異なる。アメリカは日本より高額。自分の結論に都合が良いようにヨーロッパを選んでいるだけ

    A→B 逆:B→A 裏:Aでない→Bでない 対偶:Bでない→Aでない
    夢を叶えた人は最後まで諦めなかった人だ。だから諦めなければ夢は叶う。×:逆
    一流のビジネスマンは良い時計をしている。一流のビジネスマンでなければ良い時計は持っていない。×:裏

    100字要約 口頭で読むと15~20秒 要約の探し方→話題(何についてか?),結論(結局,何が言いたいのか?)
    新聞の文字数18万字→新書,ビジネス書2冊分

    芦田愛菜 年間300冊の読書

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著者プロフィール

国語講師。東京大学教養学部超域文化科学科を卒業後、学習塾や私立高校等で講師の経験を積み、現在は大学受験塾の教壇に立つ。公民館やカルチャースクールでも『源氏物語』『百人一首』等の古典の入門講義を担当する他、航空会社等の企業研修で日本語・文章力を指導する講師も務める。著書に『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』(かんき出版)、『すぐ書ける文章術』(ダイヤモンド社)『英語にできない日本の美しい言葉』(青春新書インテリジェンス)等多数。

「2019年 『たった一言で印象が変わる大人の日本語100』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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