私本ヴァレリー (筑摩叢書 314)

著者 : 寺田透

• 筑摩書房 (1987年9月1日発売)

作品紹介・あらすじ

「ヴァレリーのおかげでやさしいものは段々詰らなく思われるようになった」著者の、35年間にわたる文章をはじめて1冊に集成。先達の故人を相手に『カイエ』におけるヴァレリーを縦横に論じて作家論に新たな地平を開いた対話篇(『カイエ篇』月報連載)に更なる加筆をほどこして収録。

著者プロフィール

1915年横浜市に生まれる。東京帝国大学文学部仏文科卒業。フランス文学者、文芸評論家。『芸術の理路 法楽帖1968』で毎日出版文化賞受賞。多くの文芸評論集のほか、道元論も数多い。『寺田透・評論』第一期七巻、第二期七巻ほか著書多数。1995年歿。

「1981年 『正法眼蔵を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」