アジールと国家 (筑摩選書)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 58
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480016874

作品紹介・あらすじ

世俗の権力の及ばない避難所、聖なる別天地としてのアジールとは、一体どのようなものだったのか。歴史の中で果たしてきた役割を中世日本を舞台として跡付ける。

感想・レビュー・書評

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  • アジールとは世俗の権力が及ばない避難所を指す。世界的に見てもとびぬけて多い日本の十六世紀以前のアジールに関する一次資料から、寺社勢力と無名の大衆の実力を探る。

    2022年3月・4月期展示本です。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00548924

  • 久しぶりに没頭して読んだ。そうだよね。中世の人の認識は私が今想像するものとはとてもとても違っていたはずだ。うっかりすると忘れる。ゲームとかドラマとか。
    アジールにも種類がいろいろ。歴史の概念が更新されていたりより精密になっていたり。
    祭礼の中断を起こすのがその祭礼の当事者たちだというのが不思議だという指摘。たしかに。そこには、中断したことの恐ろしさと、またやればなんとかなるという絶対的な信頼感とがあるようにも思う。

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著者プロフィール

中世史研究家

「2020年 『アジールと国家 中世日本の政治と宗教』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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