- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480020321
感想・レビュー・書評
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コミック「栄光なき天才たち11-12巻」から「がむしゃら1500キロ―わが青春の門出」経由でこの本に辿り着きました。黎明期の日本モータースポーツ界を駆け抜けた青年のアメリカ滞在日記!
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日本の自動車レース界の黎明期を輝かしく駆け抜けた伝説のレーサーの手記。読んでいると、この人多分敵も多かったんだろうな、と思うくらい、とことん直球で裏表のない人。自分がまったく反対の性格なので、とても魅力的に映った。
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「読書力」文庫百選
5.ういういしい青春・向上心があるのは美しきことかな
→若くしてなくなったレーサーの留学日記 -
今から約半世紀前、高校を中退し18歳で単身アメリカへ渡った少年の2年半にわたる放浪記を手紙と日記を単行本にしたもの。23歳で亡くなった天才レーサー、彼の名は浮谷東次郎。
まだケネディが大統領だった頃のアメリカ。ニューヨークからカリフォルニアまで放浪する。色んな人に助けられ、浮谷氏が成長していく過程がみられる。
若い人や車・バイク好きの人におすすめ。 -
浮谷東次郎を「アナキズム・反権力・アウトロー」のジャンルに分類することは異論もあるだろう。しかし、この本の中にいる東次郎は、煩悶し、逸脱し、事故り、無謀にも単独渡米し、と何者にも止めることができないほどのエネルギーを放出しながら、方向を定めず(定まらず)疾走(暴走気味ではあるが最終的なコントロールはあったようだ)する。東次郎がこのような十代を送れた時代に魅力を感じる。
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甘酸っぱい。たまらない。マネできない。
でもじぶんなりに好きなこと精一杯やってみたくなる。読む年齢・タイミングでうけとり方が全然ちがうだろうなぁ・・・この本。