- Amazon.co.jp ・本 (489ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480031648
感想・レビュー・書評
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もう一度探し出しだぞ
何を? 永遠を
それは 太陽と番った 海だ。
永遠/堀口大學訳
いくつもある訳の中で一番有名なのは
小林秀雄の「また見つかった 何が 永遠が 海と溶け合う太陽が」だけれど、わたしはこの堀口大学訳の永遠が好きだ。
なにより「番う」という表現に「溶け合う」よりも深い
ものを感じるからである。
きっと何年たっても忘れないだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恐らく現在たくさん出ているランボー詩集の中で、一番読みやすくわかりやすい訳本。注釈も豊富。今まで他の人の訳でランボーを読み「よくわからない……」と思った人も、この宇佐美氏の訳で改めて読めば、きっと「なるほど!」と、納得できると思います。
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かなり細かく解説されてあってありがたい。
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学生時代に巡り合えて良かったと思える一冊。
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ガツガツした繊細さが好きです。
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156年前の1854年10月20日に生まれたフランスの詩人。アルチュール・ランボーのことを語り出すと、一晩中、いや、たぶん三日三晩あっても足らないくらいです、きっと。誰の翻訳で読んだのか、とか、いつ読んだのか、とか、どの詩が好きなのか、などといったミーハー的な部分も大いに興味をそそりますし、
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詩って難しいなあ、とつくづく思いました。「地獄の季節」よりは「イリュミナシオン」の方が私的に好き。
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新潮文庫の方が格式高いけど、読みやすいのでこっちの方がとっつきやすかったです。
ラディゲと並ぶ早熟の天才。 -
星∞の気分です。
生きるためにこの本を読みます。
「地獄の季節」という体験、
突き抜けて「生」である。
たくさんの要素が混沌としたまま、
鮮やかにしかし悲しく書かれている。
彼は燃える太陽を目を細めずに見つめた、
そういう悲しいまでの強さがある。
言葉にならないなにかについて
冷静に陶酔するための詩集。
静かでありながら激しく鼓動を繰り返している。