- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480031969
感想・レビュー・書評
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読みやすさ ★★★★
面白さ ★★★★
ためになった度 ★
日本語訳が読みやすいだけでなく、味があって面白かった。いい本だが、肝心のカラー図版が小さいことと、図版のキャプションが読みづらかったのが残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「目で見るグリム童話」5
著者 野村ひろし(さんずいに玄)
出版 筑摩書房
p126より引用
“王子との結婚式が行われることになったとき、腹黒い姉たちが
やってきました。灰かぶりに取り入って、しあわせのおこぼれに
ありつこうと考えたのです。”
ドイツ文学者である著者による、一枚絵と呼ばれる形式で書か
れたグリム童話をまとめた一冊。
一枚絵に関する解説からそうして書かれた童話本体まで、原本
の写真と共に掲載されています。
上記の引用は、灰かぶりの中の一文。いわゆるシンデレラのお
話ですが、現代風のものの中では生ぬるくみんな幸せになるよう
ですが、原本はさすがに因果応報がきちんと書かれています。
意地悪していた相手が何の罰も受けないような結末よりも、この
ような結末をしっかりと子供に教えたほうが良さそうな気がしま
す。まぁでも目玉をつつかれるというのは、少々ショッキングか
も知れませんが。
一枚絵の美しい写真が数多く掲載されているので、絵を見るた
めだけに購入しても良い一冊だと思います。
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うんまぁ、昔の絵ってちょっと怖いところあるよね。
グリム童話は全体的にエゴっぽいところがすきなんだ