香山滋集: 魔境原人 (ちくま文庫 か 35-15 怪奇探偵小説名作選 10)
- 筑摩書房 (2003年9月1日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (526ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480038371
感想・レビュー・書評
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2003年9月10日、初、並、帯無
2014年11月17日、白子BF詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人見十吉全短編集 やっぱり秘境ものは面白い
それにしても人見十吉、節操なさすぎ、女性に見えれば何でもいいんかい! 前回の美女はどこ行ったんだ -
エル・ドラドオ/美しき獣/海蛇の島/沈黙の復讐/美しき山猫/人魚/緑の蜘蛛/爬虫邸奇譚/タヒチの情火 /心臓花/魔林の美女/不死の女王/シャト・エル・アラブ/有翼人を尋ねて/熱沙の涯/砂漠の魔術師/ソロモンの秘宝/マンドラカーリカ/十万弗の魚料理
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香山滋のレギュラーキャラクター「人見十吉」の登場する短編を集大成した文庫版。ありそうでなかった一冊。旧刊「魔境原人」があったといえ、収録作品はおよそ半分、二十年前で古書価が3万5千円(!)ということを考えると、本書の刊行の意義は大きい。三一書房の全集は持っているけど、人見モノだけ一気に読める快楽はやはり捨てがたい。ウチの地元は田舎なのに発売日にはすでに店頭から売り切れていた。案外ファンは多いのかも。
自分としては、珍しく構成の破綻が少ない「マンドラカーリカ」と、人見モノ最終作「十万弗の魚料理」を読めたのが嬉しい。
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