女としごと 2 (ちくま少年図書館 72 社会の本)

制作 : 野中 文江 

• 筑摩書房

感想・レビュー・書評

[マタンさんの感想 · 2017年2月20日]

良書というのは、
たとい年を経ても、まったく色あせないものですね。
このレーベルそのものがそういった本の
集まりだと思います。

2巻目の今回は集団の中での仕事で、
当時では非常に珍しいであろう
システムエンジニアの人がでてきます。

今でこそこの業種の人は
普通にいる時代でありました。
ですが、その時代はなんと社内には二人しか
その人はいませんでした。

実はその時代からある種の問題はあったのです。
そう、結婚はいいとしても
育児の問題です。

そう、今でこそ少子化少子化叫ばれますが
今がこんな結果になってしまったのも
この時代からの問題を
ほうっておいてしまったからかも
しれませんね。

そんな問題を振り返る意味でも
素敵な1冊だと思いますよ。