動物たちの霊力 (ちくまプリマーブックス 31)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480041319

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  • [ 内容 ]
    ヘビやキツネ、サルなどが神の象徴となり、ネズミや昆虫が霊の象徴となった昔。
    いまよりもはるかに動物が身近だったその時代、日本人の祖先は野生動物にどんな感情をいだき、思いを託していたのか。
    昔話や説話に登場する動物のさまざまな姿をながめながら日本人と動物のかかわりを考える。

    [ 目次 ]
    神になった動物たち(ヘビ;キツネ;サル)
    えたいの知れない動物たち(タヌキ;ワニ)
    身近にいる動物たち(イヌ;ウマ;ネズミ)
    空とぶ動物たち(カラス;チョウ)
    補足

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 山の神、またはその化身としてのヘビ 竜の思想、水のイメージから水田に関係するものとなる
    サルと太陽神の関係
    たぬき≒むじな≒あなぐま 地方により呼称はまちまち
    チョウ・ホタルが死霊もしくは生霊の象徴となるのは中世〜江戸にかけて(特攻隊ごろかと思っていた…)
    腐肉にたかる昆虫のうちチョウが目立つためだとか、変態が劇的だからとかいう理由であるらしい

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著者プロフィール

1932年東京都に生まれる。都立大学理学部卒。1967年から立正大学教養部勤務、講師、助教授、教授を経て、95年から仏教学部教授、02年から立正大学名誉教授。著書に『日本動物民俗誌』『河童の日本史』『狐の日本史 古代・中世篇』『狐の日本史 近世・近代篇』『狸とその世界』『魔女と科学者その他』『日本のルィセンコ論争』『胞衣の生命』ほか多数。

「2006年 『日本人の動物観 変身譚の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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