パリ: 都市の記憶を探る (ちくま新書 119)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480057198

作品紹介・あらすじ

華やかな表情の内側に無数の集合的な記憶を包みこんだ都市、パリ。著者は濃密な象徴性を帯びた都市の身体に直接触れ、その息づかいにひたすら耳を傾けながら、埋もれた記憶を丹念にひとつひとつ掘りおこしていく。そこに立ち現れるのは、重層化した歴史の深みから発するこの都市ならではの稀有な輝きにほかならない。パリの魅力の源泉に迫る一冊。

感想・レビュー・書評

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  • <閲覧スタッフより>

    --------------------------------------
    所在記号:新書||235.3||イシ
    資料番号:10114300
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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    華やかな表情の内側に無数の集合的な記憶を包みこんだ都市、パリ。著者は濃密な象徴性を帯びた都市の身体に直接触れ、その息づかいにひたすら耳を傾けながら、埋もれた記憶を丹念にひとつひとつ掘りおこしていく。そこに立ち現れるのは、重層化した歴史の深みから発するこの都市ならではの稀有な輝きにほかならない。パリの魅力の源泉に迫る一冊。
    目次
    プロローグ 象徴空間としてのパリ
    1 門をくぐる
    2 橋を渡る
    3 塔にのぼる
    4 街路を歩く
    5 広場を横切る
    6 地下にもぐる
    7 駅にたたずむ
    8 墓地を訪ねる
    エピローグ 読まれえぬ都市

  • 越川先生が勧めて下さった本。
    3度目のパリの前に読んでいる。

    2009年7月5日
    パリだけでなく、「都市」という存在そのものについて考えさせられる一冊。旅行前に読むには最適かと思われる。

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著者プロフィール

1951年生まれ。中部大学教授・東京大学名誉教授。専門はフランス文学、フランス思想。15年から19年春まで東京大学理事・副学長をつとめる。91年、ブルデュー『ディスタンクシオン』(藤原書店)の翻訳により渋沢・クローデル賞、01年『ロートレアモン全集』(筑摩書房)で日本翻訳出版文化賞・日仏翻訳文学賞、09年『ロートレアモン 越境と創造』(筑摩書房)で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に『フランス的思考』(中公新書)、『時代を「写した」男ナダール 1820-1910』(藤原書店)、共著に『大人になるためのリベラルアーツ(正・続)』(東京大学出版会)などがある。

「2020年 『危機に立つ東大』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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