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- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480058393
感想・レビュー・書評
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「あの人コリアン・アメリカンなんだー」と普段何も考えず話していたが、海外に移住する韓国人を一括りには出来ないと気付くきっかけとなった。ロサンジェルス、ニューヨークなどのコリアンタウンについて想像を働かせることは難しかった。その反面、川崎のコリアンタウンについては何度も話を聞いた事があったため、より深く理解することが出来た。なぜ川崎市にコリアンタウンがあるのか、というような根本的な事まで知れて良かった。労働者の町だった過去があり今がある。その国や地域の民族誌について考えることが現在とつながるということは興味深い。この考え方を何か国を考える時のヒントにしたいと思う。
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1992年のロス暴動はなぜ起きたのか。黒人による対白人の抗議行動が、なぜヒスパニック系住民によるコリアン系商店の襲撃につながっていったのか。その問いに答えを与えるべく、LAのコリアンタウンの特徴を、ハワイや生野のコリアンタウンと比較しながら描き出していく。アメリカ社会のひとつの断面を知るには役立つが、日本のコリアンタウンについての記述は十分でない。本のタイトルと内容が今ひとつマッチしていないような気がする。
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