小さい会社をつくる: マイクロ企業の時代 (ちくま新書 241)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480058416

感想・レビュー・書評

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  • 2000年刊行。

     知的な小規模会社をマイクロ会社と定義し、その経営者として必要な心構えを体験談的に解説。

     個人的には有益な書であるが、いかんせん15年前の書であり、小規模会社の安直な礼賛には疑問なしとしない。

    ① 朝令暮改ばりのスピード感。
    ② 現金(フロー・ストックとも)の重要性認識。ことに人件費を含む固定費は設定すれば出て行くもの。
    ③ 目標達成・成功等成し遂げようとする強烈な意欲。意欲が持続するために必要な材料(金持ちになりたい、好きな仕事、使命感、他者の目線などなど)。
    ④ 営業力。自分を変えること。

  • 企業人は、なかなか会社という大きな組織に安住してしまい、企業から外へは飛び出して行くには、それなりの勝算なくてはリスクばっかりで決して平坦な道ではない。上司からこずかれても寄らば大樹というところだろうか。とは言え、厳しいご時世である、会社が倒産したり、リストラに会い、会社を放り出されたり、早期退職で予期せず、自力で稼いで行かなければならない状況にいつなるかもしれない。もし、起業を目指すのなら本書を読んで日ごろから準備しておくといい。

    心構えは、きっちりと書いてある。

  • 情報が古すぎた。この本が書かれた2000年といえば、ちょうどEコマースが起きはじめた時代の話なので、それは仕方がないとして、もっとこう、普遍的なもので、情報が取れればと思ったのだが、少し甘かったようだ。

  • [ 内容 ]
    バブル崩壊後、会社設立登記数は、一度大きく減少したものの、1995年頃からまた少しずつ向上いてきている。
    この背景には、日本の経済システムそのものが大きな変革期を迎えていることがあげられる。
    リストラによるこれまでの日本的経営の崩壊や大企業の「分社化」、インターネットの普及による新しい起業形態の出現などである。
    こうした変革期における起業に成功するための基本的な考え方や実務事例を説き起こし、ひいては日本経済の将来展望をみつめなおす、熱意の1冊。

    [ 目次 ]
    序章 これから起業する人へ
    第1章 起業・創業のために必要な基礎能力
    第2章 二一世紀はマイクロ企業の時代
    第3章 成功するマイクロ企業のビジネスプランニング
    第4章 創業時に注意しなければならないこと
    第5章 成功と失敗の研究
    第6章 二一世紀成長ビジネス発見

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    [ 参考となる書評 ]

  • 表紙の副題に「マイクロ企業の時代」とあり、もう少し突っ込んだ内容なのかと期待したが具体的な事例が乏しすぎる。これからの起業家が必要とする能力として「理論武装と体験的学習のバランス」と記載がある。そんなのわかってるわ、といいながらもこの箇所に印を付けさせるあたりがすごいかな。

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