独学の技術 (ちくま新書 333)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480059338

感想・レビュー・書評

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  • 37321

  • 2002年発売の本ということで、古くなっているところもありますが、独学(大学生以上の学び・研究)に役立つことがコンパクトでバランスよくまとめてあります。

  • 拾い読みは、その時点で自分に関係のある重要な場所だけを読む技術である。

  • 学校で教えてもらう以外に、
    自分で学ぶ方法もあることを
    広く提言している本。
    技術も必要だけど、
    なりより学ぶわくわくを大切に。
    読書術と図書館活用術は参考になります。

  • 社会人になってからもう一度勉強しなおすときに必要となる技術の解説書。
    アカデミックライティングは以下の5つがポイント。
    1:人のために書く
    2:論理後世がある
    3:説得的である
    4:分権を参考にする
    5:書式を守る

  • 学ぶだけでなく情報のまとめや文章の書き方についてもカバーしている。
    大学の制度がまとめられているのは役に立つ。
    章の最後に本とウェブサイトが紹介されているのはありがたいが、ウェブサイトは古いものもある。

    どこで学ぶか
    ・大学の公開講座:受講料は安い。教養を高める
    ・放送大学
     専科履修コース:1年間。入学金7000円。授業料1単位4500円
     科目履修コース:6ヶ月。入学金5000円。授業料1単位4500円
    ・聴講生:面接程度。入学料27,700円、聴講料1単位13,800円(例)。単位取得不可。学内施設を利用可
    ・科目等履修生:面接。単位習得可
    ・社会人入学制度:書類選考、面接、小論文、英語
    ・大学院:書類選考、面接、小論文、英語、専門科目、研究計画書

    文章を書く
    ・構成
     導入部:テーマの設定、背景、テーマを絞る、調査方法・依拠する理論の提示
     本論:先行研究の紹介と検討、自分のテーマの位置づけ、事実や調査結果の提示と議論、結果の考察

    <読んだ本>
    発想法(川喜田 二郎)
    考える技術・書く技術(板坂 元)

    <関心をもった本>
    40歳から何をどう勉強するか(和田 秀樹)
    知的生産の技術(梅棹 忠夫)
    読書家の新技術(呉 智英)
    知的複眼思考法(苅谷 剛彦)

  • 勉強の技術の根幹は、「情報を仕入れる、整理する、加工する、発表する。」である。

    プロは辞典をこまめに引く。大学者でも、結局のところ、一冊の本を熟読して、それをほかより熟読した結果、学者になった。これと信じたものを熟読することが学者の道の一つ。
    初め段階=専門用語を学ぶ時期 エクリチュール
    ネット使用=リソースリスト探索 アリアドネなど。ブリタニカもネット 大学教授のサイトも情報源に lycos

    講師も初めから、知識があるのではなく、下準備をすることの繰り返しで増えてくる。知的生産のプロは、この舞台裏の作業が上手い人。にわか知識人をどれだけ多くこなせるかということ:外山


    一般と専門の違いは、「参考文献リストがあるかどうか」一般であれば、独断の主観でも良い。客観的根拠が文献であり、調査データ
    複数の本に挙げられている本は間違いなく、その分野の基本文献 ほとんど載っていないのは、さほど重要ではない。
    ある一つの本も無数の本の中の関係の中の一冊で、その関係を探りながら、その後の読書を続けていく。

    入門書や基礎知識はメモを採らずに乱読(立花と同じ立場)。すぐ内容をアウトプットして、形に出す直線的学習をしているのであれば、立花隆式アウトプットも有効。ただし、往々にして、複線的(あらゆる分野・テーマにまたがって)に物事を学習していることが多く、主線(主にいま取り組んでいるテーマ)以外はメモを取るのが妥当かもしれない。

    また、立花隆は、知のソフトウェアで、本を大量に読むことで潜在意識に本の内容はすべて記憶され、顕在的に出てなくても、関連した話題になると連想的に本の内容は出てくるものだとして、メモは原則とる必要がないとしている。また、大量に読むことで、文章を書く力が養われるとしている。

    提出するレポートや論文にもちゃんと形式があり、それを守ることの重要性を語っている。具体的には、表紙の作成、目次、要約の作成など。また、文章を序論・本論・結論で書くことを挙げている。
    研究計画書も「~したい」じゃなくて、研究者の一員として自覚を持って、形式(この場合、先代までに良いとされたもの。とりあえず沿うことが妥当だろう)に沿って書いていく。
    妹尾賢一郎、工藤美知尋の著作を参考に。

  • 「勉強に 読書は必須 本を読む 大人が始める 学習一歩」
    「読んだ本 必ず残す その記録 沢山読んで 沢山覚え」
    「いつもする 私の読書法 乱読 本は読み捨てず 記憶の中」
    「この本も 拾い読みして 要る部分 見つけて覚え 人生の糧」

  • 読了:2002年3月7日
    収納:棚M1

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著者プロフィール

1951年生まれ。京都大学名誉教授。京都大学大学院文学研究科博士課程中途退学、パリ第4大学言語学博士。専門は言語学・フランス語学。主要編書・著書:『ロワイヤル仏和中辞典』『プチ・ロワイヤル仏和辞典』(ともに共編/旺文社)、『フランス語とはどういう言語か』(共著/駿河台出版社)、『フランス語学研究の現在』(共著/白水社)、『ニューエクスプレスプラス フランス語』『中級フランス語 あらわす文法』『フランス文法総まとめ問題集』(以上、白水社)。

「2019年 『フランス文法総まとめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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