市町村合併 (ちくま新書 354)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480059543

作品紹介・あらすじ

全国各地で市町村合併の論議が高まっている。分権時代のまちづくりを考えても、深刻化する財政危機を考えても、市町村の根本的な改革が必要なことは確かである。しかし、合併はあくまでも手段であって目的ではない。合併の意義や歴史、メリット、デメリット、パターンを知り、住民が主体的に地域の将来像をどう描き出すのか、その処方箋を探る。

感想・レビュー・書評

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  • 全国各地で市町村合併の論議が高まっている。分権時代のまちづくりを考えても、深刻化する財政危機を考えても、市町村の根本的な改革が必要なことは確かである。しかし、合併はあくまでも手段であって目的ではない。合併の意義や歴史、メリット、デメリット、パターンを知り、住民が主体的に地域の将来像をどう描き出すのか、その処方箋を探る。
    (2002年)
    — 目次 —
    序章 問われる国家の将来像
    第1章 なぜ市町村合併なのか
    第2章 市町村合併の論点
    第3章 市町村合併の制度設計
    第4章 合併に伴う期待と不安
    第5章 自治体は変われるか
    第6章 地方制度の将来
    終章 次の時代を創る

  • 平成14年の本なので、今となってはかなり古いのですが、平成の市町村合併が政府主導で合併特例債や地方交付税の維持など財政的な支援をテコに進められたと分析する一方、市町村合併のあるべき進め方を論じる。合併の形態にもよるのでしょうけど、合併自治体間の公の施設の使用料や職員給与のすり合わせなど、かなり大変なのではないかと思わずにはいられない。

  • 市町村合併によるメリットなどの整理。理論的にはよくわかる。
    「ガバメント」(統治)から「ガバナンス」(協治)への変化による市町村の動向に要注目。

  • 本書は平成の市町村合併の経緯や背景をコンパクトに解説しており、いったい市町村合併とは何であって、何を目指すべきか、そして<志の高さ>の重要さについて考えさせられます。21世紀の日本にとって、この地方自治制度改革はかなり重要な意味を持ち、住民も真剣に受け止める必要があると確信しました。

  • 市町村合併における背景、論点などが簡潔にまとめられた基本書。

  • 政治学で、市町村合併問題を主に学んでいるので読んでみた。理想と現実は違うのよ、小泉首相。

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著者プロフィール

中央大学教授 法学博士

「2013年 『大都市行政とガバナンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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