高校野球「裏」ビジネス (ちくま新書 711)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480064073

作品紹介・あらすじ

西武裏金事件に端を発し、特待生制度問題にまで発展したプロアマ球界の大騒動。日本高野連をはじめ、高校野球を支えるはずの人々は、この騒動の渦中に何を考え、どのように動いたか。そして実はいまだ一般には知られていない、問題の核心はどこにあるのか。北海道から九州まで歩いて、指導者や強豪校の本音をインタビュー。さらに有力選手獲得合戦の実情や、夢や情熱をカネに換える手口など"国民的スポーツ"の闇を暴く。

感想・レビュー・書評

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  • ふむふむ

  • 野球は金を生み出すな、羨ましいなと思う。ひねくれた見方だけど。

  • 関西の少年野球は強い、と言うのは何となく聞いてました。
    中でも特に、ボーイズリーグって言うのが盛んなんですね。
    今回、リトルリーグとの違いも初めて知りました。
    巨大イベントの高校野球ですから、裏では色々有るのだろうとは思ってました。しかし、この事は忘れて、今後も純粋に高校野球を楽しみます。

  • どんな業界も裾野を広げて業界に関わる一人でも多くのひとが食べていけるような「仕組み作り」をするのは一緒ね。と思わされる本。

  • 夏の風物詩とも言える高校野球。甲子園の歓声、熱く白球を追う姿、キラリと光る涙は青春の清々しさ感じさせてくれる。
    そんな爽やかさでいっぱいの高校野球ではあるが、この本を読んでしまうと若干萎える。特待生問題など一時期話題になったが、そんな「裏」ビジネスが日常茶飯に横行しているという。純粋に高校野球を観たいという方には、あまり読むのを薦めない。

  • [ 内容 ]
    西武裏金事件に端を発し、特待生制度問題にまで発展したプロアマ球界の大騒動。
    日本高野連をはじめ、高校野球を支えるはずの人々は、この騒動の渦中に何を考え、どのように動いたか。
    そして実はいまだ一般には知られていない、問題の核心はどこにあるのか。
    北海道から九州まで歩いて、指導者や強豪校の本音をインタビュー。
    さらに有力選手獲得合戦の実情や、夢や情熱をカネに換える手口など“国民的スポーツ”の闇を暴く。

    [ 目次 ]
    序章 議論されなかった重大事
    第1章 闇の世界への招待
    第2章 ボーイズリーグ
    第3章 ボーイズリーグの魅力とは
    第4章 学校経営に野球は必要か
    第5章 高校野球の現場
    第6章 有識者会議
    第7章 自民党の高校野球特待生制度問題小委員会
    第8章 高校野球は、これからどうなるか

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    [ 参考となる書評 ]

  • ボーイズリーグから名門校へ学生を仲介するブローカーの存在、高校野球における特待生制度、西武裏金事件等々、野球に関連する大人の汚い部分について。野球はほんとに金になるスポーツだね。弊害はあるにしろ羨ましい。

  • これこそ正真正銘の暴露本なのではないでしょうか。名前や学校・チーム名も出せない部分はあるほど野球界の闇に迫った一冊です。ボーイズリーグの存在など自分も学ぶ部分が多く、何度も読み返してしまうほどの内容であることは間違いないです。裏ビジネスではなくて本当のスポーツビジネスとして日本の野球界が盛り上がっていく姿を望みたいですね。

  • 高校野球が抱える構造的な問題について、深く考察されている。評論家的立場ではなく、現場をよく知る著者ならではの視点は、類書の追随を許さない説得力を持っている。

  • 軍司 貞則 (新書 - 2008/3)

    08年3月23日(日)京都新聞で紹介。

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