- Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480064615
作品紹介・あらすじ
「大学全入時代」という言葉がささやかれている。誰もが進学可能な印象とは裏腹に、統計調査からは、大学進学にあたって様々な格差があることが浮かび上がってくる。親が子の教育費を負担するのは当然という意識は、世界を見渡すと日本は突出して高い。このことが進学にまつわる問題を覆い隠してきた面があるのだ。今後、教育費の公的負担と私的負担はどのような関係をとればよいのだろうか。各国との比較をふまえ、現状認識と同時に、日本の教育政策に再考を促す一冊である。
感想・レビュー・書評
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大局観に立っていない。
学生の卒論みたい。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA88166930 -
「大学教育費の負担」という面から今日の教育政策の抱える問題点について述べた本。世界の教育費、日本の教育費について概観するにはちょうどいい本なのでは?これまでの日本の高等教育、大学教育は、実は「親が無理してでも子の教育費を負担すべき」という意識に支えられていた。しかし、今後もその状態で高等教育機会の均等が保たれるとは考えにくい。諸外国の大学教育費負担:ほとんど公的負担の欧米⇔親負担の割合が高い東アジア。日本の場合、奨学金制度も整備されていない。
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154円購入2014-08-13
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論文だった(つまらん)。
一般人が読んでどうこうできるものじゃない。
そのように書かれてもないし。 -
今までに無かった視点かも知れない。
大学進学する、しないと大学進学できる、できないは微妙に違う。
教育機会の均等を軽視し過ぎたため、国力の低下を招いたのではないだろうか。
若干手遅れな気もするが。 -
25:4ルール(スウェーデン)
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問題の所在と統計の分析結果を中心に書かれた本。自らの統計に対する関心・態度を育むために読むのに最適。統計の技術はほとんど紹介されない。ただ、統計に関する知識があればここまで数字で語れるという、学習者のその先を見せてくれる。その先まではとてもとても長い道のりである。
さらに子を進学させる親の立場となると、課題は倍増する。進学先と進路の決定は、将来に向けての教育費の担保があった上で日々の学習と生活による部分が大きい、というのが最近の実感。 -
各国の奨学金制度や高等教育政策がわかる。
仮説+検証と言うよりも、事実の羅列と言った印象。
教育経済学 -
[ 内容 ]
「大学全入時代」という言葉がささやかれている。
誰もが進学可能な印象とは裏腹に、統計調査からは、大学進学にあたって様々な格差があることが浮かび上がってくる。
親が子の教育費を負担するのは当然という意識は、世界を見渡すと日本は突出して高い。
このことが進学にまつわる問題を覆い隠してきた面があるのだ。
今後、教育費の公的負担と私的負担はどのような関係をとればよいのだろうか。
各国との比較をふまえ、現状認識と同時に、日本の教育政策に再考を促す一冊である。
[ 目次 ]
第1章 大学進学の費用と進路選択(大学進学にはどれくらい費用がかかるか 教育費負担の問題)
第2章 高等教育機会の選択(大学進学の格差は縮小したか 「大学全入時代」?の進路選択 ほか)
第3章 子どもの進路に対する親の希望と教育費負担(子どもの進路に対する親の希望 進路選択と家計の教育費負担 ほか)
第4章 各国の教育費負担と奨学制度(教育費負担の現状 各国の教育観と授業料・奨学金の概観 ほか)
第5章 教育費負担と奨学金のあり方(大学教育費の高騰 授業料・奨学金制度の各国共通の動き ほか)
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