- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480074621
作品紹介・あらすじ
既成の教科書にはない歴史研究の最新知見を盛り込みつつ、日本史と世界史を融合。2022年4月から高校で始まる新科目「歴史総合」を学ぶための最良の参考書。
感想・レビュー・書評
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高校で世界史・日本史を中途半端にしか履修していない(世界史B・日本史Aを留学までの3ヶ月)わたしでも、すらすら読めた!戦後〜平成終末までの世界・日本の主な出来事や、総理の遂行したこと、安保の問題、SDGsまで、経緯なども大変わかりやすかった。たぶんもっと深く掘ることはできるだろうが、歴史総合に合わせた内容になっており、誰にでも大変わかりやすい仕上がりに。学び直しをしたい大人にもおすすめ!
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普通にわかりやすい
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<目次>
第1章 第二次大戦と日本の敗戦
第2章 占領下改革と新憲法
第3章 戦後復興と朝鮮戦争
第4章 日本の独立と五五年体制成立
第5章 安保闘争から高度成長へ
第6章 ベトナム戦争と世界
第7章 高度成長の矛盾と石油危機
第8章 七〇年代のヨーロッパ
第9章 七〇年代のアジアと日本
第10章 イスラム勢力の台頭
第11章 新自由主義と日本の大国化
第12章 ペレストロイカと冷戦終結
第13章 中国の改革・開放と東アジア
第14章 ポスト冷戦の日本
第15章 二一世紀に入って
<内容>
「歴史総合」入門と銘打っているように、戦後史を日本を基軸に世界史とつなげて語った本。大変読みやすく、端的に事実がまとめられている。日本史を語るにも、世界史との接点を抑えられているので使えるだろう。 -
今度「歴史総合」って科目が誕生するらしい。著者の意気込みとしてはそのベースにもなるものとして執筆したのだそうだ。1945年以降に対象を絞っていること以上に、自分が過ごしてきた時代を、歴史として記述するとこうなるのかと思いながら読んだ。しっくり来ないねぇ。紙幅の制約もあるとはいえ、どうにも上っ面を撫でているようで「そうじゃないだろう」と突っ込みたくなる。何より政治と経済しか記述していない。文化や風俗は(もちろん著者の専門外だからなんだろうけど)一顧だにされていない。これでは「総合」でもなんでもないだろうに。
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日本史・世界史を統合した戦後通史。著者自身の思想も感じるが抑えめ。
著者の専門であるソ連周りの記述はやや細かい。一方、朴正熙を「満洲国軍官学校出身のため親日的」と言い切るのをはじめ、著者の専門外の記述は気になる点が少なくない。各分野の専門家が読めば更にそう感じるのではないか。
とは言え全体的には読みやすくまとまっており、また各講ごとに参考文献として90年代以降に出た新書を多く挙げてもいるので、本書は入門としてはいいと思う。 -
東2法経図・6F開架:B1/7/1636/K
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