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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480075048
作品紹介・あらすじ
足利義教の恐怖政治や理不尽な人事などから、自業自得、前代未聞の犬死といわれた室町将軍暗殺の全貌。のちの下克上の時代にもつながる幕府と守護の関係変化。
感想・レビュー・書評
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守護大名赤松氏についてまとめた一冊。四職としてしか知らなかった赤松氏の発展が丹念に調べられている。
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中世の戦は、殲滅戦ではなかった。攻撃力が発展途上だったと言うことかな。
そのため戦いに敗けても滅亡するわけではなかった。尊氏もそうだったけど敗けても何度でも再起できるチャンスがあったんだね。
で、嘉吉の乱だけど、赤松氏からすれば義教の横暴をかわせさえすれば道はある、と思えたのかな。後に勃発する応仁の乱の前哨戦みたいなものかもしれない。一族の跡目争いってのはいつの世も騒乱の種になるってことだね。 -
東2法経図・6F開架:B1/7/1683/K
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嘉吉の乱について、沢山の資料にあたり、細かく記述されている。
将軍の権威が失墜していく契機となった事件だが、この乱がなくともいずれ幕府体制は崩壊していたんだろう。本書で取り上げられた赤松氏はじめ、多くの氏族が領地を召し上げられたり謀略にはめられたりする過程が、とても理不尽。勢力均衡を保つためにこんな事をしていたら、いずれみなうんざりする。
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