本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480075079
作品紹介・あらすじ
歴代の首相や外交官が試みた日朝国交樹立はなぜ頓挫したのか。両国が再び歩み寄る手がかりはあるのか。膨大な資料と当事者たちの証言から失敗の背景を徹底検証。
感想・レビュー・書評
-
主に90年代初頭から現在までの日朝交渉史。佐藤勝巳ら民間の、また安倍官房副長官・第一次政権ら政界の反交渉派によりいかに日朝接近が阻害され、かつ著者ら交渉促進派が攻撃されたかという視点。遺骨DNA鑑定結果にも著者は懐疑的。「戦前未練派保守勢力」を含め、感情的な表現も多い。
米朝・南北関係や核問題、北朝鮮側のスタンスに触れていないわけではないが、基本は先述の視点なので、多くはない。北朝鮮周りが大きく動いたトランプ政権期の記述は、確かに日朝交渉に進展はなかったものの、ごくわずかだ。同じちくま新書の山本栄二の著作と比べ対照的。
鳩山・菅政権もこの分野では安倍路線を継承し、また第二次安倍政権で一時は交渉努力に乗ったというのなら、単に反対派・促進派というだけでない構造的な面もあるのではないか。その点の掘り下げが不十分と感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
319.1021||Wa
-
東2法経図・6F開架:B1/7/1680/K
全4件中 1 - 4件を表示