三国志: 正史 (5) (ちくま学芸文庫 チ 1-5)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480080455

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  • 曹操を知の人とするなら、劉備は心の人であったろう。関羽と張飛が死を賭して献身し、諸葛亮が主の死後にも誠実無比の忠節を尽くしつづけたのは、そのためであった。
    「蜀書」全十五巻には、蜀の遺臣陳寿の亡国に対する思い入れと、諸葛亮への深い敬愛がこめられている。(1993年第一刷)

    取っ付き難いが、面白い本である。下手な小説よりも良い。本書を読んで。巷に溢れているエピソードの中には、裴松之の注によって、否定的な見解が加えられているものも多いことがわかった。
    解説では。蜀を顕彰するために、陳寿が巡らした、数々の仕掛けが明かされているのも面白い。

  • 素晴らしい本。他国の歴史書の訳本が読めること自体、稀有なことである。感謝。

    ゲームや漫画、小説に登場しない人物を精読。

  • 蜀の伝。三国志演義から入る人が大体演義との格差に苦しむ本。蜀ファンには多少物足りないかもしれないが、演義の誇張されすぎた活躍から、少し離れて見るのも新たな発見があるはず。

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