空海: 生涯と思想 (ちくま学芸文庫 ミ 7-4)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 56
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480087805

感想・レビュー・書評

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  • あちこちの雑誌に掲載されたエッセイをまとめたもの。仏教や空海著作については専門的で自分には難しく思った。

    けれども、一部安易に司馬遼太郎の小説を引いているのがアンバランスだ。思うに、著者は仏教思想に詳しいが、歴史学的な調査は範疇外としているのか。それならわからないことは書かなくていいのに……と思ってしまった。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/738158

  • 著者がさまざまな雑誌などに発表してきた、空海にかんするわかりやすいエッセイをまとめた本です。

    さまざまな機会に書かれたエッセイをまとめた本であるため、内容的なまとまりがないのではないかと思いつつ手に取ったのですが、「空海の生涯と思想」「文化人としての空海」「空海の著作を読む」「空海の聖地」という四つのテーマに分類されており、サブタイトルになっている空海の生涯と思想、さらに空海ゆかりの地について、広く知識を得ることのできる入門書になっています。

    もっとも、「空海の著作を読む」の章に収められている文章は、『綜芸種智院式并序』の解説および現代語訳と、空海の主著のたいへんコンパクトな解説がならんでいて、バランスに欠ける印象がありますが、これは本書の成立事情を考えるとやむをえないことではあります。

  • 古本市、¥500

  • 5月1日 めっせ

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著者プロフィール

1921年長野県に生まれる。1948年東北大学文学部印度学科卒業。高野山大学教授、名古屋大学教授を経て、退官。文学博士。名古屋大学名誉教授。智山伝法院院長、真言宗智山派管長、総本山智積院化主等を歴任。2011年逝去。著書『仮名法語集』『真理の花束・法句経』『人間の種々相・秘蔵宝鑰』『仏教の起源』『密教思想の真理』『仏教経典選・密教経典』『密教世界の構造』『宮坂宥勝著作集』全6巻、『生き方としての仏教』『ブッダの教え・スッタニパータ』ほか多数。

「1994年 『密教大系』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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