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- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480088147
作品紹介・あらすじ
世に言う「ヴァールブルク学派」の仕事の紹介は少なくないが、肝腎の名祖自信の著作は未知のままという奇妙な状況が続いた。個別科学の了見の狭さを「国境警察の偏見」と断じたその人を、既成の美術史や文化史の枠に押しとどめようとする倒錯も根強い。「アテナイはまさに繰り返し新たにアレクサンドリアから奪い返される必要がある」と語るヴァールブルクの思想空間の全体は、いまだ名づけられていない。この、ブルクハルトとニーチェの一族にしてフロイトとベンヤミンの同時代人、「血はユダヤ人、心はハンブルク人、魂はフィレンツェ人」の肉声に、今こそ耳を傾けよう。重要著作3篇、本邦初・新訳。
感想・レビュー・書評
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A. ヴァールブルグ、進藤英樹訳、『異教的ルネサンス』、ちくま学芸文庫、2004年。
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「イタリア美術とフェッラーラのスキファノイア宮における国際的占星術」、「ルター時代の言葉と図像に見る異教的=古代的予言」、「東方化する占星術」の三論考を収めた文庫。ありな書房より刊行の「ヴァールブルク著作集」と重複。
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