- Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480091598
作品紹介・あらすじ
有史以来、強烈なイメージを伴って人類が語り続けてきた宇宙誕生の物語。物理学の知識や天体観測の技術が飛躍的に向上した現在、われわれが「見る」ことのできる天地創造はどのようなストーリーだろうか?読者はワインバーグの易しく明快な語り口をガイドに、開闢間もない宇宙の姿を目の当たりにするだろう。文庫化にあたり、原著が出版されてからCOBE衛星による最近の観測までを概観した原著者自らによる追補を新たに収録、「ビッグバン宇宙論」を一躍有名にした古典的名著の決定版。
感想・レビュー・書評
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大学の教科書として配布された。レポートのために必要箇所だけ読んだが、これがなかなか難解。知っている内容に関する記述でもなかなか読み進める負荷が大きくて大変だった。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/738923 -
知識的な話はもちろん初見のところもあり面白かったのですし、このトピックに関する歴史的研究進捗についての考察もさすがアカデミックにおられる方という切り口でした。
重力輻射や宇宙ニュートリノ背景に対しても黒体輻射と等価温度の考えを当てはめる点や、クォークの漸近的自由についてはそれが妥当な考えに思えましたし、定性的に超弦理論を考えてみたりするのは楽しいものですね。 -
ホーキング博士の本の後に読んだけど、かなり違う内容が多かった
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系推薦図書 総合教育院
【配架場所】 図・3F文庫新書 ちくま学芸文庫
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=189013 -
やや内容が難しく、全てを統一的に理解できてはいない。数式の説明は丁寧だが、原子物理や化学の詳細な背景知識がないと、様々なところで躓いてしまう。しかし、なぜニュートリノが現在多数飛び交っているかのか、基本的な宇宙の事柄を理解するには十分な内容である。しかも、手軽に手に入る文書で、宇宙ができたまさに最初の事象について書かれている文書は少ない。必読。ただし、翻訳に一部日本語が不自然な箇所がある。
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宇宙の始まりから約100分の1秒が経過し、宇宙の温度が1000億Kに下がると、それ以降の宇宙は、実質的にフォトン、ニュートリノ、電子、陽電子だけを含む熱平衡系として記述できる。こんなところにも統計力学か。原著は1977年なので、ニュートリノの質量は0ということになっているが、話の大筋は変わらないようだ。
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高校時代に読みました.当時の宇宙論に関する定番本です.
今は文庫がでているようです.歴史的にも価値があります. -
2009年秋に読み終わった本
http://hydrocul.seesaa.net/article/134883644.html