民主主義の革命: ヘゲモニ-とポスト・マルクス主義 (ちくま学芸文庫 ム 6-1)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480094940

作品紹介・あらすじ

新自由主義が台頭し、経済のグローバル化が進展するなか、政治的シニシズムが蔓延し始めている。こうした状況下で、新たな「政治的想像力」はいかにして可能か。本書はグラムシの思想のほか、ラカン、デリダといったポスト構造主義を摂取し、階級や革命的主体概念に依拠する古典的マルクス主義を脱構築、新たなヘゲモニー概念を提起したポスト・マルクス主義の記念碑的著作だ。反核運動や性的マイノリティ、フェミニズム、エコロジー運動など新しい社会運動と労働闘争との「節合」が必要と説く本書は、「ラディカルで複数的なデモクラシー」を構想するための必読書である。最新第2版の新訳。

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著者プロフィール

1935年、アルゼンチン生まれ。政治理論家。イギリスに亡命後、長年にわたりエセックス大学で教授を務める。2014年死去。ポスト・マルクス主義の立場から、ヘゲモニー論や言説分析を取り入れ、マルクス主義の大胆な刷新を試みた。
邦訳書に、『民主主義の革命――ヘゲモニーとポスト・マルクス主義』(シャンタル・ムフとの共著、西永亮・千葉眞訳、ちくま学芸文庫、2012年)、『現代革命の新たな考察』(山本圭訳、法政大学出版局、2014年)、『偶発性・ヘゲモニー・普遍性――新しい対抗政治への対話』(ジュディス・バトラー、スラヴォイ・ジジェクとの共著、竹村和子・村山敏勝訳、青土社、2002年)などがある。

「2018年 『ポピュリズムの理性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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