微積分入門 (ちくま学芸文庫 ソ 6-1)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480096982

感想・レビュー・書評

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  •  距離、速度、加速度を題材に微分の考え方を代数で説明することで、微積分の意味を教えてくれる。順に考え方を拡張しながら、距離←→速度←→加速度の見慣れた公式に行き着く。そして、数学だと思っていたこれまでの微積分が単なる作業だったということに気付かされる。

  • 円の面積πr^2を微分した2πrが円の周となり、同じ論理で円の体積公式を微分すると円の表面積公式になるという図形と微分の関係が鮮やかで目からウロコだった。他にも、微分できないものなど、既存の高等数学が保留してる問題について触れることができ、読み応えがあった。

  • 数学

  • こういう本みたいな志向で教えられないんだろうな、少なくとも日本の受験体制では。当方のような無用の人間も少しばかりは世の役に立つ可能性がほんの少しだけ芽生えたような気がするな、こういうのを読むと。
    まぁ無いものねだりというか、この歳になったから分かることというか何と言うか、良い本だけに読後感がやけに哀しい、、、

  • 単行本の発刊は1970年。当時の古い訳語が理解を難しくしている面もある。また入門書文化(?)の発展に寄り、本書レベルの入門書はいくらでもある。微積分を学びたい人が、敢えて本書を手に取る必要はないと思われる。

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