100年無敵の勉強法 ――何のために学ぶのか? (ちくまQブックス)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480251138

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  • NDC 379.9

    「一度知ったらもう戻れない、ワクワクする勉強の秘伝を大公開!誰にも邪魔されない人生をつかむために、「死んだ勉強」を「活きた勉強」に変え、ステキな自分をプロデュースする戦略を学ぼう!」

    著者:鎌田浩毅(かまた・ひろき)
    1955年東京生まれ。筑波大学附属駒場中・高等学校卒業。東京大学理学部地学科卒業。通産省、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、現在京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授・同名誉教授。専門は火山学、地球科学、科学教育。「京大人気No.1教授」の「科学の伝道師」。著書は『新版 一生モノの勉強法』『座右の古典』(ちくま文庫)、『やりなおし高校地学』(ちくま新書)、『地学のツボ』(ちくまプリマー新書)など。

    メモ:
    ・意外にも、受験は人生の役に立つ。
    どう役に立つのか?
    ①コンテンツ学力と、ノウハウ学力が身につく。
    ・コンテンツ(内容)学力とは、英単語や歴史年代や物理法則など、覚えた知識がそのまま使える学力のこと。著者は英語力が社会に出て論文を書く上で大いに重宝した。
    ・ノウハウ(方法)学力とは、新しい知識を獲得する能力。勉強するスケジュールを組む、物事を進める段取りが得意になる等。
    ②大学受験を通じて、自分が何に向いているかを発見出来る。複数の教科を勉強するうちに、思いもしなかったことに興味が湧いてくる。
    ③受験勉強から、自分の世界が広がる。
    スマホも飛行機も、現在の生活で当たり前になっている機器はみな科学技術の成果であり、さらには哲学や思想も芸術も、私たちはみな人類の遺産の上で暮らしている。そうした内容を勉強すると自分の中に知らない能力をいくつも発見できる。

    他、なるほどと思ったことメモ:
    ◎・人は、重要なことよりも緊急なことを優先しがち。例えば、重要なことは来年の試験、緊急のことは明日の宿題・・だと、宿題を優先して力尽きて重要なことは「また今度でいいか」となる。どんどん後回しにすると、重要なことをする時間が不足してしまう。重要なことは、コツコツ毎日進めよう、取り組もう。
    ◎受験の時に学んだ知識は、教養、「コンテンツ学力」の基礎となる。大人の好奇心は赤ん坊の好奇心のモデルとは違い、知っているからこそ生まれるものである。したがって、知識を詰め込みすぎると奥紀信がなくなってしまう、というのは明らかな間違いである。研究現場でも、新しい発想をする人ほど、さまざまなことを知っている。

  • 背ラベル:379.9-カ

  • 資格試験の勉強法に悩んで読んだが、学生向けの勉強についての心構えの本だった。

    コンテンツ学力 ー ノウハウ学力
    偶然を楽しむ
    棚上げ法、不完全法、一時間法
    十五分法…とにかく最初15分は頑張る。
    ✖️ 完全主義
    割り算法
    ・システム(仕組み)を作って、そのシステムに任せる。
    ・「勉強すべき内容」と「持ち時間」を紙に書き出す。
    ・持ち時間の中で逆算し、1ヶ月・1週間・1日の各単位でのスケジュールを設定。
    ・「見える化」が大事。

  • 「活きた時間」について考えるきっかけになった!

  • 勉強は楽しむため。コンテンツとノウハウを増やしていきたい

  • 図書館で借りた後、良かったので購入。

  • 自分の頃、おそらく何らかの胡散臭さを感じ取っていたというのもあるだろうが、受験のテクニック的な書き物を、ほぼ一切目にしなかった。自分なりの試行錯誤の末、辿り着いた達成感みたいなのはあったかもしれないけど、今の視点からすると、信の置ける理論なら大歓迎と思う。翻って本作。なるほどと思える勉強法も多く、すぐ読み通せることも合わせ、当時の自分に見せてあげたい。これでもかと繰り出される自著の宣伝には(この短い文中、おそらく20は下らない)、正直辟易させられるけど。

  • コンパクトにぎゅっといろいろなノウハウが凝縮された1冊。自著の宣伝があちこちにあるのが、少し鼻白む。
    1時間もあれば、読了できるだろう。
    棚上げ法、不完全法。
    1時間法、15分法、45分法、時間の二分法など時間術、仕事術を含む、勉強術が開陳されている。

    新しく採用するシステムは現在のシステムより楽でなければならない。

    勉強は誰にも邪魔されない自分だけの人生を自分のために、自分の力でプロデュースするためにある。

  • シンプルで読み易い、勉強とは効率良くオンオフの切り替え,自分にとって難しい本は作者が悪いと言うのは意外と良かった

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著者プロフィール

鎌田 浩毅(かまた・ひろき)
1955年東京生まれ。筑波大学附属駒場中・高等学校卒業。東京大学理学部地学科卒業。通産省、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、現在京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授・同名誉教授。専門は火山学、地球科学、科学教育。「京大人気No.1教授」の「科学の伝道師」。著書は『新版 一生モノの勉強法』『座右の古典』(ちくま文庫)、『やりなおし高校地学』(ちくま新書)、『地学のツボ』(ちくまプリマー新書)など。

「2021年 『100年無敵の勉強法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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